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アンヌちゃん、かわいい!

 投稿者:丘田けんメール  投稿日:2005年 3月27日(日)07時48分6秒
  ★涼子さまへ

おお、ついに少女アンヌの登場ですね。
彼女をセーラ嬢の後輩の一年生として出演さ
せるなんて、涼子さま、やるぅ~。
お花の世話をするアンヌの姿がなんともかわいい!
新章「アンヌという子」に期待期待…。

ところで「ピーターのライバル」が終了しま
したので「小公女セーラRE 第二巻」を発
表させていただきますね。
この章だけで40頁近くありますから。
いつごろUPできるかはお約束できませんが…。
涼子さまは第三巻へ向けてGO! でお願い
致します。

ご主人さまにもよろしく。
 
 

アンヌという子

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月26日(土)23時58分18秒
   月日が流れ、セーラ達も2年生になりました!去年の入学式は花瓶が落ちてくるなどのトラブルに見舞われ、大変でした。クラスメイトのピーターとの出会いも衝撃的でまさに波瀾の1年でした!ピーターも退院後はいつもの通りでしたが騒ぎはこれといって無く、やっと中学生らしい生活が送れると感じていました。風の噂ではピーターを袋叩きにした先輩達はジョンに仕返しされたみたいです、それを聞いたピーターは自分が仕返しする事をやめたみたいです。よかったと思うセーラでした、それとは別にセーラが気になる事が1つあります、5組のラビニアの事です。あれ以来セーラはラビニアより成績が上になった事がなく、苛められる事も無かったのですが他の子に危害を加えているみたいです。その事は成績がいいセーラにとってはいつ降りかかるかわからない災難です。
 この学校には珍しくクラス替えがなかったのです、この地域ではかなりの不良校と知られるセーラの通う学校・・・先生方はクラス替えを行ってトラブルや事件が起こるより慣れたクラスで3年間過ごした方がいいという事らしいのです。なので、セーラは安心するのでした。
 2年生になってもセーラはまたもや学級委員になってしまいました!やっぱり担任の先生はアメリア先生、「セーラさんは1年生の時にもやっていたので出来るわよね?お願いするわ」と頼まれてしまいました。でもセーラは密かに恋焦れているミツオカ君と同じ学級委員なので嫌とも感じませんでした。 5月のある日、お昼休みにセーラとベッキーは中庭で日向ぼっこをしていました、とても心地よく眠たくなってしまいます。そんな中ベッキーがあくびをしてしまいました「あーぁあ・・・」それを見ていたセーラの移ってしまいあくびをしました「ああーぁあ」かなり大きな口を開けたしてしまいました!「セーラさん!口開けすぎですよ」「ベッキー、あなたのあくびが移ってしまったわ!」セーラは恥ずかしそうにしています。「しかし、いい陽気でございますね!」「そうね、どこかに遊びに行きたいわ」「セーラさん!もしかしてサボりたいのでは!?」「そっそんな事ではないわ!ベッキー!」「そうでございますか?私はどこかに行きたいです!これはきっとピーターさんの影響でございますね!?」「まぁ、ベッキーったら」と2人で笑うのでした。ふとセーラが前を見ると1人の女の子が小さな花壇を一生懸命手入れをしているのが眼に入りました、今年入学した1年生のようです。セーラはその子に近付きお話しようとしました。「こんにちは、あなた1年生?」その子は振り向き「はい!そうです、・・・2年生の先輩方ですか?」「そうよ、私はセーラ・クルーよ、よろしくね!」「私はベッキーです!」「あっ私はアンヌという者です、よろしくお願いいたします!」「アンヌ、可愛いお名前ね!ところで綺麗にお掃除しているわね!お花も喜んでいるわね!」「そんな、ありがとうございます!私この学校が怖くてしょうがなかったんです・・・でもみんな私のお花を見て心和んでくれて仲良くなってくれれば・・・と思ってお手入れをしているのです。」「そう・・・たしかに怖いものね・・・大丈夫!あなたの思いはちゃんと叶うわ!」「ありがとうございます!先輩!」「私も手伝うわ!」「私もです!」とセーラとベッキーはアンヌのお手伝いをしました。こうして、有意義なお昼休みを過ごすセーラとベッキーなのでした。
 

続き

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月26日(土)19時57分24秒
   みんなで談笑しているとワイルド先生がピーターの病室に入ってきました「ピーター君、どうじゃね?平気かね?」「退屈ッスよ!・・・でもみんながお見舞いに来てくれたので嬉しいんですけど!」「まぁ、ピーターったら!」とみんな笑っています。「しかしこのお嬢さん方はピーター君のガールフレンドかい?羨ましいのぉ!」それを聞いて思わず赤面してしまうダイアナ・・・セーラもダイアナ程ではないにしろ赤くなっています、「ほほぅ!青春じゃな!」と言い残し病室を出ていくワイルド先生でありました。「でも平気そうで何よりね!もう少しで退院出来るんじゃないの?」「俺は早く退院したい!」「ふふっ、ダーメ!もうちょっと大人しくしていなさいね」セーラはからかうようにピーターに言いました。長居をしてしまったのでセーラ達は帰る事にしました、「もう帰るの?・・・じゃあ俺も帰るかな!」「何言ってるの!?ピーター!あなたが帰ってどうするのよ!」「あっ・・・ばれた?」「ばれたじゃないわよ!まったく」セーラは怒ってしまいました!「・・・そんなに怒るなよ・・・冗談じゃないか・・・」ピーターは驚いたらしく、いつもより大人しくなっています。「あなたはなんで自分の体をもっと大事にしないの!?そんなんじゃ治るものも治らないわよ!」セーラはピーターのお母さんの気持ちを考えるとピーターのその冗談でさえ許せませんでした。ベッキーもそこまで怒るセーラが珍しいと思い、ダイアナとドルシラ、アーメンガードまで驚いてしまいました!ピーターは反省したらしく「ごめん・・・謝るよ・・・」と言いました。セーラも自分で驚いてしまいました「いいえ!いきなり怒ってしまって・・・・・でももっと自分を大切にしないと駄目よ、ピーター」「うん、わかった」ピーターは深く反省するのでした。
 病院からの帰り道、セーラはアメリア先生からの手紙とプリントをピーターに渡すのをすっかり忘れていました、それに気付いたのはベッキーです。「セーラさん、ピーターさんに渡してませんよね?手紙とプリント」「あっすっかり忘れてたわ!渡しに戻らないと」「じゃあ、私がお付き合い致します!」、ダイアナとドルシラは塾があるので帰ります。アーメンガードはセーラ達に付いて行く事にしました。「ごめんね!ベッキー、アーメンガード!付き合わせてしまって。」「いいえ、いいんです!」「そうよ、セーラ!気にしないで」、3人は病院に戻っていきました。病院に着き病室に向かいます、「フフッ、また戻って行ったらピーターはどんな顔をするかしら?」「そうですね!多分キョトンとするんではないですか!」病室のドアを開けようとした時です、中から話し声が聞えてきます。誰か居るようです、セーラがノックすると「ほーい!?」とピーターの声がしたので中に入って行きます。中に入るとピーターの他にあのジョンが居たのです!「あっ、ジョンじゃない!?あなたもお見舞いに来たの?」ピーターは驚いて「セーラ?さっき帰ったばっかじゃん!?もしかして俺に会いたくて戻ってきたなぁ?」と喜んでいます。ジョンは「いやぁ、別に見舞いじゃないんだよ・・・話もすんだし俺は帰るわ」と病室を出ていきました、「なぁに?話って?」「いや、何でもないよ!それよりなんで戻って来たの?」「あっ、アメリア先生から頼まれた手紙とプリントを渡すのを忘れてしまって。はいこれ!」「悪いなセーラ、それにベッキーにアーメンガード」「ではね」「えっもう帰るの?」「また明日来るわよ!」「そうかぁ、じゃあセーラ達が見舞いに来てくれるんなら大人しくしてよーっと!」「フフッ、お大事にね!」と言いセーラ達はピーターに挨拶をして病室を出ていきました。
 その帰り道、セーラはジョンとピーターが何を話していたのか気になりましたが、何よりピーターが元気な事を喜ばずにいられませんでした。
 

続き

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月26日(土)01時09分57秒
   次の日、セーラはベッキーとダイアナとアーメンガードとドルシラを連れてピーターの入院している病院へお見舞いに行く事にしました。アメリア先生は「じゃあセーラさん、これをピーター君に渡してね」と手紙と学校のお知らせが書かれているプリントを手渡します。「わかりました、アメリア先生!」教室を出ようとするとミツオカ君が呼び止めます、「セーラさん、ピーター君のお見舞いに行くのかい?」「ええ、そうよ!ミツオカ君も行く?」「冗談だろ?行かないよ!なんで?」「そんな、クラスメイトじゃない」「僕はね、不良は嫌いなんだ!他人に迷惑しかかけないんだから!」と言って帰って行きました。セーラは少し不機嫌になってしまいました、ミツオカ君がそんな事を言うとは思わなかったからです、でもセーラは今日のミツオカ君はきっと機嫌が悪かったのだと言い聞かせてしまいました。
 
 今になって思う事ですが『恋は盲目』とはよく言ったものです、この時は好きになった人は間違いなんか起こさないと思ったましたから・・・

 セーラ達は病院に行く前にお見舞いのお花と差し入れの果物、それとピーターの喜びそうなオートバイの雑誌を買っていきました。行く途中にセーラはピーターは小学校の時どんな子だったのかが気になってその頃からの友達であるドルシラに聞いてみました。「うーん、ピーター君はみんなの知ってるように好きな事にはもの凄くのめり込むのよ、そんでもってその事に関しては負けず嫌いかな!面白いのがね!5年生の時かな、音楽の時間に縦笛のテストがあったのよ、だけどピーター君は吹けないのよ!それだけじゃなくて、ピアニカとかも出来なかったの!先生にもの凄く怒られて『あなたはなんなら演奏できるの!?』って言われて、いきなり持ち出してきたのがなんとギターなのよね!しかも上手いのよ!縦笛も吹けないのにギターはちゃんと弾けるのよ!先生ったら驚いてたわよ!」セーラ達も驚きました!普通逆じゃない?・・・と。そんな面白い逸話も持っているピーターなのです!「それとね、もの凄い感動屋さんなの!昔感動の映画を教室で観てたんだけど一人大泣きしていたの、周りが驚いたわ!それと猫が好きなの、よく猫を苛めている子がいたら凄い剣幕で怒って苛めていた子達を追い掛け回してたわ!」「よく、そういうエピソードを覚えているのね」「だって、あの頃からしたらもの凄く変わってるんですもの!忘れ様がないわ!まぁ、今でもそう思ってるけど。」ダイアナは後ろの方で頷きながら・・「うんうん、猫が好きなのね・・・」と小声で呟いていました。
 病院に着いてピーターの病室に向かいます、途中で看護婦さんが小走りで医務室に掛けていくのが見えました、通り過ぎようとすると若い医師と看護婦さんが「なんだって!ピーター君が!」と言いながら走って行きました!セーラ達が不安になります、もしかしてピーターの容体が急変したのではないかと!セーラ達も病室に急ぎます!病室の前まで行くと中から大きな声で話している声が聞えました!セーラは「ピーター!」と言いながらドアを開けました、開けて絶句してしまいました!なんと・・・ピーターはあの怪我の状態で・・・片腕立て伏せをやって体を鍛えていたのです!若い医師が「ピーター君!何しているんだ!?早く辞めなさい!」と怒っています。「えーっ、体が訛る・・・」と言いながらベットに戻って行きました。セーラ達は絶句しながらもどんどん笑いが込み上げて遂には笑い出してしまいました!ピーターは「おおっと!ここは病院だぜ、静かにな!」とセーラ達に言いました。医師は「ピーター君が変な事をしないように見ていてくれ!」と言って病室を出ていきました。「平気そうね、ピーター君?」とアーメンガードが尋ねます、「平気じゃないよ・・・退屈で退屈でさぁ!」「と思ってこういうの買ってきたわ」とダイアナがオートバイの雑誌を差し出します。「うおお!サンキュー!見たかったんだよ!」と凄く喜んでいます、ベッキーはお花を出して「お見舞いです!生けてきますね」と花瓶を手に取り廊下の水道に行きました。セーラは話をしながら、リンゴの皮を剥きお皿に盛ってあげましたがピーターはフォークも持ち辛そうだったので食べさせてあげる事にしました、ピーターは「いっ・・いいよ!自分で食うからさ!」「遠慮しないで!」「わかった!遠慮しない!」と言ってパクッと食べました、それを見てダイアナが「私も食べさせてあげる!」「けっこう恥ずいな!」と言いながら食べるピーター!セーラはピーターの回復振りと元気な姿を見て安心したのです。
 

続き

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月25日(金)23時17分17秒
   お母さんはベッキーの持ってきたお茶を一口口に含み、深呼吸しながら飲みました。「ありがとう・・・落ち着いたわ・・・」「大丈夫ですか?」「ええっ、もう平気よ・・」「よかったじゃないですか、思ったより軽傷で・・・」「本当にありがとう、みんなおかげで助かったわ」「・・・いえ・・・あの私達は本当は何も出来なくて・・・あの時も怖くて何にもできませんでした」「やっぱり、誰かにやられたのね・・」「はい、先輩達に・・・」セーラ達はあの時の事を思い出し後悔しています。「誰だって怖い先輩が目の前で暴れていたら何も出来ないわ、そんなに自分達を責めないで・・・ちゃんと救急車を呼んで病院に運んでくれたじゃない!私は感謝しているわ!」「おば様・・・」それを聞いて安心するセーラ達でした。「でも、ピーターの事だからこのままって訳にはいかないと思うわね、あの子そういう所が父親にそっくりなの!」「えっ・・・そうなんですか?」「自分が間違ってないなら絶対に相手に屈しないのよ!でも自分が間違ってるなら誰にでも素直に謝る・・・そんな性格なのよ」セーラ達はピーターの以外と頑固な性格を知りました。「多分ピーターは警察にはなにも言わないでしょうね!自分でカタをつけるでしょうから」「そんな!止めないと!」「止めても無駄よ、自分の気が治まらないって聞かないでしょうし」お母さんはなぜか微笑んでいます。その時です病院の待合室にラムダスさんがやってきました、「ラムダスさん!なんでここに!」セーラとベッキーが驚きます!「ベッキー様からお電話をいただいてお帰りになるまでお待ちしてようとしたのですが、ご主人様がお迎えに行けというものでして、こうしてお迎えにまいったのです」「そうなの?」セーラはクリスフォード叔父様に心配掛けさせてしまったと思いました。「ごめんなさい、ラムダスさん!お友達が怪我をしたので付き添いに・・・」「そうでしたか!さあもう暗いので皆さんをお送りいたしましょう、お車が用意してありますので」お母さんは残ってピーターに会うというので、ここでお別れしました。セーラはダイアナとジョンを自動車で送ろうとしたのですがジョンは「いいよ!こっから近いしさ・・・セーラ・・・」と何か言いたげです。「なぁに?ジョン?」「・・・いや、なんでもないわ・・じゃあな」と帰ろうとします。「ジョン!・・・今日はありがとう!感謝しているわ!」「いいよ・・別に・・」とジョンは帰って行きました。セーラはダイアナをお家まで送ります「セーラ、ベッキー!ありがとう、送ってくれて」「いいのよ!でもピーターが無事で安心したわね!」「本当、またお見舞いに行かなくちゃね、セーラ!」「そうね!付き合うわ」「私も行きますです!」とベッキーが言ってきました。
 セーラ達はクリスフォード邸に着き、これまでの事を叔父様に話しました。叔父様は眼を瞑りながらセーラの話を聞いています・・・「・・・うむ、ではそのピーターという子は無事なんだね?」「はい、叔父様、でも私がもっと早く連絡出来れば・・・」「セーラ、そう自分を責めるんでない、ピーターという子はきっとお前に感謝しているよ!」「はい、叔父様、でも・・・」「セーラ、後はそのピーター君が自分でする事じゃよ!お前が出なくてもいい事だ。」「でも止める事は出来ないでしょうか?、なんとかして・・・」「男は引けない時があるものだ・・・」と叔父様は遠くを見つめていました。
 

こんばんは

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月24日(木)00時19分52秒
   投稿して1日経ちました、改めて自分で読み返して
みると、小説の中ではあまり時間の経過がないように
感じます。
 実際、警察が来たのは何日か経ってからですし、
お義母さんが病院に来たのも1時間以上掛かってまし
たし。
 文を書くという事はとても難しいですね。
 
    (丘田けん) 楽しんで投稿してくださっているのが
よくわかります。読み応えたっぷりの
「RE」ですよ。
 

続き

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月22日(火)22時58分32秒
   セーラの泣き声は外にいるダイアナとジョンにも聞こえていました、それを聞いて二人はピーターの病室に入ってきます、ダイアナは何も言わずセーラの背中に抱き付きます。「ダイアナ・・・」セーラが振り返るとダイアナの瞳も涙で滲んでいました。「大丈夫よセーラ・・・ピーター君は強いから・・・・」「うん・・・」セーラとダイアナが慰めあっていた時です。「・・・まるで俺が死にかけてるみたいな言い方やめてくれるかな?・・・」セーラとダイアナはビックリしてピーターを見ます!ピーターは眠りから覚めていました。「ピーター!起きていたの!?」「目の前で泣かれたら誰だって起きるよ!」と微笑んでいます。「しかし、こんな可愛い娘達に心配されたんじゃ、怪我してもいいなぁ!」「いや、何言っているの!」セーラもダイアナも涙を滲ませながら笑いました。ベッキーがピーターのお母さんとラムダスさんに電話をしてきて戻って来ました、「大丈夫ですか?ピーターさん」「大丈夫なわけないじゃん!体中いてーのなんのって」「そうそう、お母さんに電話しときました、大急ぎで来るって言ってましたよ!」「悪いな、ベッキー、そういや、見なれない奴がいやがるなぁ」「ピーター!ジョンは私達といっしょにあなたを捜してくれたのよ!」「そうなん!?・・・悪いなジョン、助かったよ・・・」ジョンは恥ずかしそうに「・・・別に・・・お前の為じゃねーよ・・・ただよ、前の屋上の件もあったしな・・・」そんなお話をしている内にピーターのお母さんが病室に入って来ました、「・・・まぁ、生きてんのね!・・・しかし朝見た以上にミイラ男ね!」「お母さん、息子が大怪我してんのになんだよ、その言いぐさは!」「あんたの自業自得じゃないの?」セーラ達はそのピーター親子のやり取りを見て思わず笑ってしまうのでした!
 病室でお話しているとお母さんが来たと聞いて一人の医師が病室に入ってきました、「おほう、あなたがピーター君の母親かえ?」「はいそうです・・・ってワイルド先生!じゃないですか!?お久しぶりです!」「いやぁ、あんたも変わらんのぉ!あの頃のままじゃなぁ」と話しています。「では、症状を話すんで医務室まできてくれんかの?」「わかりました先生」とお母さんとワイルド先生は病室を出て行きます、セーラ達は残ろうとしましたがピーターが少し眠りたいとの事なので病室から出る事にしました、セーラは「あの、私達も医務室に行ってはいけないでしょうか?」ワイルド先生に聞きました「ええけど、母親がなんと言うかの?」ピーターのお母さんは「いいわよ!セーラちゃん」と言ってくれました。 医務室に行き、ピーターの症状を聞きます「打撲だな、殆どは。レントゲンを撮ったが骨の状態は平気じゃな。しかしあれだけの怪我じゃ普通『外傷性ショック死』などになったりするんだがな、肉体的にも精神的にもずいぶんたくましい子だな、気絶もしなかったらしいからの。」「そうですかぁ・・・」とお母さんは胸を撫で下ろします。「とりあえず入院はしてもらうからの、これが入院の概要じゃ。」とお母さんに書類を渡します。続けてワイルド先生は「ピーターを見たときどこかで会ったと思ったんじゃが、やっぱりあんたの子じゃったか、旦那は元気かい?」「ええ、今頃は四国辺りを走ってるんじゃないですか」「ほうか、いやぁ、あの頃が懐かしいのぉ!旦那もよくケンカしては治療に来たしの!あの子はその血を受けついどるの!」「そうですね、最近は昔の旦那とそっくりになってきて、似てない所といえば旦那は理不尽でしたけどあの子は理不尽じゃない所となんにも言わない事ですね、旦那はすぐ言い訳しましたけどあの子は何にも言わないんです」「そうかぁ・・・」とりあえずセーラ達は結果がわかって安心するのでした。
 医務室からお母さんとセーラ達が出てきてしばらくした時です、お母さんが急に泣き始めたのです!「うっうっ・・・よかった・・・よかった・・・」セーラ達は驚きお母さんに詰め寄ります!「大丈夫ですか!?おば様!」と呼びかけると近くのベンチに腰を下ろしました、セーラはポケットからハンカチを取り出してお母さんに渡します。「ありがとう、セーラちゃん」と受け取り涙を拭くお母さん、ピーターが無事で安心したようです。ベッキーがお茶を持ってきてくれてお母さんに手渡しました、「ありがとうベッキーちゃん、もう大丈夫よ」とお母さんは言いました。
 

続き

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月21日(月)22時11分8秒
   セーラとジョンは走り周りました、どんな路地も見逃さないように。「はぁはぁはぁ・・・待ってくれよ・・・疲れた・・・」「えっ!疲れてしまったの!?でも早く捜さないと!」「ただ、闇雲に走ってるだけじゃんか!もっとポイントを絞らないと」「ポイント?・・・私はわからないわ!?」「うーん・・・この辺で人気の無い所は・・・あの森かな」「森!?2丁目の外れにある森の事!?」「・・・かも知れない・・・」「行ってみましょう!!」「そうだな!」セーラとジョンは再び走り始めました! 外れの森に近づくとなんとベッキーが森から泣きながら抜け出てきました!「ベッキー!どうしたの!?」「あっお嬢様!丁度よかったです!ピーターが・・・ピーターが・・・」「ピーターがどうしたの!?大丈夫なの!?」「さらに酷い怪我を負っています!救急車を呼ばないと大変な事に!」「先輩達は!?」「先輩達はピーターを森に置き去りにして帰って行きました!」「そう!ベッキーは救急車を呼んできて!呼んだらさっきの場所にダイアナを待たしてあるわ!ダイアナを呼んできてちょうだい!」「わっわかりました!でもお嬢様お一人で森に入るのは・・・」「大丈夫よ!ジョンが居るから!」ベッキーはその時初めてジョンが居ることに気付きました、「・・・でも・・・」ベッキーは心配です、ジョンの事を信用できませんでした、オロオロしているとセーラはベッキーに「早く!ベッキー!」その声に驚いたベッキーは救急車とダイアナを呼びに走り出しました!セーラはジョンと森に入って行きます、「お誂え向きだなァ・・・」「ピーターは一体何処に!」セーラとジョンはピーターを捜します。中に進むとある一帯に血の散らばった後がありました!「あれは・・・血よ!」「点々と跡が付いてるぜ!」セーラ達はその跡を追って行くと、茂みの奥に続いています!奥に入ると・・・セーラは絶句してしまいました!その悲惨な光景はジョンですら驚かせたのです!手足が震え言葉も出ないまま倒れているピーターの近くに寄ります。そばにひざまづきピーターの顔を触ります、そこでやっと声が出てきました「・・・ピーター・・・・・ピーター・・・・・ピーター!!」と叫びます叫ぶと同時に涙が溢れてきました。「こりゃ酷い!あんま揺らさない方がいいぞ!」ジョンの忠告も聞こえていないセーラ!完全に取り乱しています。「・・・・セーラ・・・そんなにがなるなよ・・・・」その声にハッとするセーラ、ピーターはその無残な状態にも関わらず意識がきちんとあったのです!「ピーター!平気なの!?」「平気な訳ないだろ・・・痛いよ・・・でもセーラにこうやって抱かれるのも気持ちいいな・・・怪我すんのも悪くないなへへッ・・・」「ピーター・・・」と涙を流しながら安心するセーラでした。
 外れの森に救急車が来ました、セーラとジョンはピーターを乗せてもらってから搬送される病院名を聞き、救急車を発進させました。一息付くセーラ、一足違いでベッキーがダイアナと警察官を連れてきました。警察官がピーターの搬送先の病院をセーラから聞き出し一足先に病院へ向かいました。セーラとベッキー、ダイアナとジョンも病院へ向かいます。「でもあんな状態でよく意識があったよなぁ、すげーよ。」とジョンはピーターのタフさに関心しています、ダイアナは泣きながらもピーターに意識があると聞いて安心するのでした。病院に着くとすでに警察官が帰ろうとしています、セーラ達は「あの、ピーターは!?」と尋ねます、「あぁ、あの子は何にも喋らないな、何を聞いても『知らない』の一天張りで、こっちも捜査にならないんだよ!訴えれば障害で犯人を逮捕出来るんだけどな。」と言い帰ろうとします。更に窓ガラス越しで「君達、なにか解ったら連絡くれるかな?」と言われセーラ達は頷くのでした。
 受付でピーターの病室に聞き、その病室に行きました。セーラ達が入ると明らかに朝の包帯姿より凄い状態です・・・ダイアナはその姿を見るなり病室から出て行ってしまうのでした!それを見たジョンはダイアナに付いて行く様に出て行きます。セーラ達はピーターに声を掛けますがどうやら寝てしまったようで返事はありません、「お嬢様、私ピーターのお母さんに電話をしてきます。」「そうね、お母さんはなにも知らないんですものね、お願いするわ」「はい、あとラムダスさんにもお電話してきます、帰宅するのが遅すぎますからね。心配されてると思いますので」「ええ、お願いねベッキー」と言うとベッキーは病室を出て行きます、セーラは一人病室に残されました。ピーターの悲惨な状態を見ていると、あの時ベッキーの静止を振り切ってまで止めに行かなかった事、帰宅の際に自宅まで送らなかった事、電話を探し走り回って違う管轄で電話をしてしまった事、その電話の相手がまともに取り合ってくれなかった事、病院から警察官が帰ってしまった事、自分が遅れた事でピーターがさらに酷い怪我を負ってしまった事、色々な事、自分への苛立ちと警察への苛立ちが涙となってセーラの瞳から込み上げてきます。「ごめん・・・ごめんなさい・・・ピーター・・・私が・・・私がもっと早ければ・・・・」と言うと涙が止めど無く出てくるのでした・・・。
 

続き

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月21日(月)00時15分53秒
   セーラは一生懸命ベッキーを捜して走ります!しかし何処を捜せばいいのか判りません!とにかく捜さなければ!あてもなく走っていると一人の学生が声を掛けて来ました、「オイ!お前!ピーターのそばにいた女じゃねーか!」セーラが振り返るとそこにはあのジョンが居ました、こんな時にと感じましたがセーラはそれ所ではありません!再び走り出そうとすると「ちょっと待てよ!」と腕を捕まれてしまいました!「はっ・・離して!」「何急いでるんだよ!」セーラはピーターの事を言うか迷いましたがそこは黙っている事にしました、「お前よ!ピーター知らねぇ?」セーラはこの人はきっとピーターに仕返しするのだわ!と思い「知らないわ」と答えました。「そうか?」と言い離してくれました、セーラがまた走ろうとするとジョンが「じゃあさ、ピーターに会ったら言っとてくれるか?屋上で助けてくれてサンキュー、殴って悪かったって」、セーラは驚き振り返って思わず、ジョンに「助けて!」と言ってしまいました、ジョンはビックリしながらも「何かあったのか?」とセーラに聞きます。セーラは今までの事を間欠に話しました、それを聞くとジョンは「わかった、いっしょに捜そう!」と言って捜してくれました。  

続き

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月20日(日)23時47分48秒
   セーラはピーターと別れてからずっと胸騒ぎが消えませんでした、胸騒ぎを気にしているのでベッキーとダイアナの問い掛けにもうわのそらです。ベッキーは「どうしたんです?セーラさん」「いいえ、ベッキー何でもないの・・・ただ、嫌な胸騒ぎがするのよね」「胸騒ぎ?」とダイアナはセーラに尋ねました。「ええ、なにか起きそうな・・・」セーラはピーターが気になり始めました!「ベッキー、ダイアナ!私ピーターのところに戻るわ!」「あっ私もいきます!」「私も!」とベッキーとダイアナがセーラに続いて行きます。
 セーラ達はピーターと別れた場所まで戻ってきました、ピーターの向かった方向を見ますがピーターの姿が見えません!別れてからそれ程時間が経っていない為、あの怪我でそう早く歩けるワケではありません、セーラ達はピーターの家に向かって走り始めました。一生懸命走っているとベッキーが何かを見付けました、それを見て何かに気付くベッキーはセーラとダイアナを呼び止めます!「セーラさん!ダイアナ!こっちに何か見えます!」「何!?ベッキー?」とセーラ達は覗き込むとピーターが10人位の人達に囲まれていました!よく見ると囲んでいる人達は屋上でピーターにやられた2年生と3年生の先輩達でした!「いい気味だな、ピーター!ボロボロでよ?」「お前1年の癖に生意気だからだよ!」と寄ってたかってピーターに詰め寄っています。ピーターは笑いながら「へっ、この怪我なら俺に勝てるってか?」と強気に言い返しています、先輩の中からラビニアの彼氏であるマイケルが出てきました「フン!勝てる?今からボコボコにするんだよ!」と言い「やっちまえぇ!!」と声を上げました!先輩達はピーターに一斉に殴り掛かりました!勿論ピーターはこんな怪我で反撃できるわけはなくやられています!セーラは止めに入ろうとしましたがベッキーに止められてしまいました!「ベッキー!止めないで!」「いいえ、セーラさん!今ここで止めに入ったとして止められたとしても後で先輩に絡まれるのはセーラさんです!それを判っていて、セーラさんを行かすわけにはまいりません!」「でも、あれは明らかに暴行よ!私達が止めなくて誰が止めるの!?」「ここは警察を呼びましょう!警察なら止められます!」ダイアナは脚が震えて今にも泣き出しそうでした、ベッキーは「セーラさん!警察に連絡を、ここは私とダイアナで見ていますから!」「わかったわ、ベッキー!」と言いセーラは電話ボックスまで走り始めました!この辺りには電話がなく捜すのにセーラは苦労しています!「早くしないとピーターが!」、やっとの思いで電話ボックスを見つけ警察に電話を掛けます、「あの、10人位で1人を暴行しているんです!」「場所は何処ですか?」「2丁目です!」「2丁目・・・管轄外ですので、担当の地域でお電話願いますか?」「えっ、ここは・・・」「そちらの電話は3丁目ですから」と言われてしまったセーラ、確かに2丁目では中々見つからずずっと走っていたらいつのまにか3丁目に来ていたようです!「あの、でも担当の地域にここから繋げるのは無理でしょうか!?」「最寄の警察署に掛かるように設定されているので無理です、2丁目からお掛けください!」「でも事件ですよ!暴行ですよ!」とセーラは必死に伝えますが電話の相手は「2丁目からお掛けください!管轄が違いますので!」と言われて切られてしまいました!「もしもし!・・・もしもし!」とセーラは言い続けますが無情にも電話はツーツーと切れています!セーラはこの時心底腹が立ちました、しかしそんな場合ではありません!早くしないとピーターが!セーラはまた2丁目に向けて走り始めました。
 やっとの思いで電話を見付け電話をするとすぐに来てくれるというので安心しました!セーラはベッキーとダイアナの所に戻ります!「ダイアナ!」「あっセーラァ!警察は?警察は!?」と涙がボロボロとダイアナの瞳からこぼれています。「大丈夫よ!今呼んだわ!・・・ところでベッキーは?」「ベッキーは先輩達がピーター君をどこかに連れて行ってしまったんで、着けていったわ、私はセーラが戻るまでここで待ってるようにって!」「そう!では、ダイアナ、もうすぐここに警察の人が来るわ!だからここで待っていてくれるかしら?」「えっ、私も行くわ!」「ダイアナ、あなたの役はピーターを早く助ける為の事なのよ!その為にここに残って警察の方を待っててほしいのよ!ピーターの事が好きなんでしょ?早く助けたいのならここで待ってて!お願い!」ダイアナは少し考えて「・・・わかったわ!セーラ!私待ってる!」「うん!お願いね!ダイアナ!」と言いセーラはベッキーを捜し始めるのでした。
 

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