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その7

 投稿者:へきみに  投稿日:2005年12月29日(木)22時32分40秒
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  セーラを見送るほのか・・・、ずっと後姿を見ているだけなのでなぎさはどうしたのか?と気になっている。
「ほのか?・・・ほのか!?どうしたの?」
「えっ?・・・いいえ何でもないわ」
「さっきから様子が変だよ?」
「うん・・・あのセーラさんという子・・・なんか初めて会った気がしないの・・・」
ひかりが尋ねる。
「初めてじゃない・・・ンですか?」
「そんな気が・・・」ほのかは困惑している。
「またまたぁ!!ほのかったら。そんなワケないじゃない!!時代が違うのに!」
ほのかの言う事になぎさは『ありえなぁ~い』という表情をしている。
「とりあえず、また一回りしてみようよ!行動あるのみ!・・・よね!」
「そうね・・・そうしましょう」
3人はまた歩き始めた。
しばらく歩いているとどうやら人々が賑わっている場所に行きついた、どうやら市場のようだ。
ひかりは人の多さに驚いている。
「ここは・・・なんですか!?」
「ひかりさん、ここは市場と言って、色々な食材や店頭に並ぶ為の品物を売っている場所なの、私達の時代にも市場はあるけど、この時代は一般の市民もここでお買い物をしているようね。」
「そうなんですかぁ・・・」
「さすがにここには闇の人はいないでしょう、違う場所を・・・」とほのかが言ったがなぎさは聞いていなかった。異変に気付いたほのかとひかり・・・
「なぎさ・・・どうしたの?」
「どうかしたんですか?」
なぎさはヨダレが出ている。
「食べ物が・・・あそこに食べ物が!!」
お腹が空いているなぎさは我慢が出来ない、ほのかもひかりも同じだが・・・。
「お腹減ったぁ!!」
「なぎさ!我慢して!!」
ほのかは説得するがなぎさは聞いていない。
「食べ物!!食べたい食べたい!!」
なぎさがだだをこねているとまた1人の少年が声を掛けてきた。
「どうしたんだい?こんな所で大声張り上げて?」
「あっすみません!こんな所で。ほらなぎさぁ!迷惑でしょ!?」
なぎさは膨れっ面だ、そうとう機嫌が悪い。お腹の虫もグーグー鳴っている、それは皆も同じだ。
「なぁんだ!腹減ってンだ。ちょっと待ってなよ。」
というと、少年は市場に入っていった。
なぎさは膨れっ面で動こうとしない仕方なくなぎさをほのかとひかりが引き摺って隅に寄せた。
しばらくするとさっきの少年が、戻って来た。手には果物をいくつか持っている。
なぎさはそれを見るや否やはしゃいだ!
「ほら、食べなよ!」
「ありがとー!!」
というと途端にバクついた!
「なぎさぁ。あのコレって買って来たモノじゃないの?」
ほのかは少年に聞いたが、笑いながら返された。
「貰ってきたんだよ!だから心配すんなよ!お腹減ってるンだろ、遠慮せずに食べな。」
「そうなの?ありがとう、いただきます。」
「ありがとうございます!」
ほのかもひかりも食べ始めた。
「おいし~!!」ほのかが思わず声をあげるひかりも同じだ。
「そうかい?良かったよ!」
少年の親切に心から感謝する3人であった。
 
 
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