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その6

 投稿者:へきみに  投稿日:2005年12月19日(月)23時52分17秒
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   なぎさ達に声を掛けてきた子・・・その子はモスグリーンの袖や襟が破れているワンピースを着ている女の子だったが顔立ちは気品ある顔立ちだ。瞳が大きくキラキラとしているとても可愛い子であった。
 ほのかはその子を見るやいなや釘付けになってしまった。
「あの・・・どうかしました?何かお困りなのですか?」
その女の子は心配そうな顔をしながらなぎさ達に尋ねてくる。ほのかがボーっとその子を見ているだけだったのでなぎさが答えた。
「あっ・・・えっと・・・そのぉ・・・あっ!そうそう!ここは何処かなぁっと思って・・・」
「まぁ、道に迷われたのですか?どちらに行かれるのですか?私に解かる事ならいいのですが」
「えっ・・・えっとぉ・・・何処に行くのかも解からないのよねぇ・・・」と小声で言った。
なぎさが答えに迷っている時その女の子の後ろから大きな声が聞こえてきた。
「お前、こんなトコでなにやってんだい!!買い物が済んだら早く戻ってこないと駄目じゃないか!!」
「あっ、すみません!モーリーさん。今・・・」
「今なんだい?こんな見ず知らずの連中と話している暇があったらさっさと教室の掃除をしな!」
「はい!モーリーさん。でもこの人達道に迷って困っているのです」
そのモーリーという女の人はなぎさ達を見回す・・・
「ふん!こんな連中が迷ってたってどうだってのさ!!お前には関係ないだろ!」
と言うと戻っていった。なぎさは頭にきている。
「何よ!今のおばさん!!ムカツクゥ!!」
「ごめんなさい!モーリーさんは本当はいい人なのだけれど、私がドジばかりするので・・・」となぎさ達に頭を下げた。
「そう・・・でも私達の事は気にしないで!仕事があるんでしょう?早く戻らないとおばさんに怒られちゃうよ!」
「はい!すみません、お役に立てなくて・・・では失礼します」
なぎさ達の前から立ち去ろうとする少女・・・その時、ほのかが呼び止めた!
「待ってください!!あなたの・・・あなたのお名前を・・・」
「私の名前ですか?・・・セーラ・・・セーラ・クルーです。」
見詰め合うほのかとセーラ・・・ほのかには何か通づるモノがあったようだ。
「それではこれで・・・ごきげんよう」
と軽く会釈をしてセーラは近くの建物に入っていった。

その光景を気配を殺したビブリスが空から見下ろしている。
「チッ!・・・まあいい」
軽く舌打ちをし姿を消すビブリスであった。
 
 
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