teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


新着順:149/297 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

続き

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月22日(火)22時58分32秒
  通報
   セーラの泣き声は外にいるダイアナとジョンにも聞こえていました、それを聞いて二人はピーターの病室に入ってきます、ダイアナは何も言わずセーラの背中に抱き付きます。「ダイアナ・・・」セーラが振り返るとダイアナの瞳も涙で滲んでいました。「大丈夫よセーラ・・・ピーター君は強いから・・・・」「うん・・・」セーラとダイアナが慰めあっていた時です。「・・・まるで俺が死にかけてるみたいな言い方やめてくれるかな?・・・」セーラとダイアナはビックリしてピーターを見ます!ピーターは眠りから覚めていました。「ピーター!起きていたの!?」「目の前で泣かれたら誰だって起きるよ!」と微笑んでいます。「しかし、こんな可愛い娘達に心配されたんじゃ、怪我してもいいなぁ!」「いや、何言っているの!」セーラもダイアナも涙を滲ませながら笑いました。ベッキーがピーターのお母さんとラムダスさんに電話をしてきて戻って来ました、「大丈夫ですか?ピーターさん」「大丈夫なわけないじゃん!体中いてーのなんのって」「そうそう、お母さんに電話しときました、大急ぎで来るって言ってましたよ!」「悪いな、ベッキー、そういや、見なれない奴がいやがるなぁ」「ピーター!ジョンは私達といっしょにあなたを捜してくれたのよ!」「そうなん!?・・・悪いなジョン、助かったよ・・・」ジョンは恥ずかしそうに「・・・別に・・・お前の為じゃねーよ・・・ただよ、前の屋上の件もあったしな・・・」そんなお話をしている内にピーターのお母さんが病室に入って来ました、「・・・まぁ、生きてんのね!・・・しかし朝見た以上にミイラ男ね!」「お母さん、息子が大怪我してんのになんだよ、その言いぐさは!」「あんたの自業自得じゃないの?」セーラ達はそのピーター親子のやり取りを見て思わず笑ってしまうのでした!
 病室でお話しているとお母さんが来たと聞いて一人の医師が病室に入ってきました、「おほう、あなたがピーター君の母親かえ?」「はいそうです・・・ってワイルド先生!じゃないですか!?お久しぶりです!」「いやぁ、あんたも変わらんのぉ!あの頃のままじゃなぁ」と話しています。「では、症状を話すんで医務室まできてくれんかの?」「わかりました先生」とお母さんとワイルド先生は病室を出て行きます、セーラ達は残ろうとしましたがピーターが少し眠りたいとの事なので病室から出る事にしました、セーラは「あの、私達も医務室に行ってはいけないでしょうか?」ワイルド先生に聞きました「ええけど、母親がなんと言うかの?」ピーターのお母さんは「いいわよ!セーラちゃん」と言ってくれました。 医務室に行き、ピーターの症状を聞きます「打撲だな、殆どは。レントゲンを撮ったが骨の状態は平気じゃな。しかしあれだけの怪我じゃ普通『外傷性ショック死』などになったりするんだがな、肉体的にも精神的にもずいぶんたくましい子だな、気絶もしなかったらしいからの。」「そうですかぁ・・・」とお母さんは胸を撫で下ろします。「とりあえず入院はしてもらうからの、これが入院の概要じゃ。」とお母さんに書類を渡します。続けてワイルド先生は「ピーターを見たときどこかで会ったと思ったんじゃが、やっぱりあんたの子じゃったか、旦那は元気かい?」「ええ、今頃は四国辺りを走ってるんじゃないですか」「ほうか、いやぁ、あの頃が懐かしいのぉ!旦那もよくケンカしては治療に来たしの!あの子はその血を受けついどるの!」「そうですね、最近は昔の旦那とそっくりになってきて、似てない所といえば旦那は理不尽でしたけどあの子は理不尽じゃない所となんにも言わない事ですね、旦那はすぐ言い訳しましたけどあの子は何にも言わないんです」「そうかぁ・・・」とりあえずセーラ達は結果がわかって安心するのでした。
 医務室からお母さんとセーラ達が出てきてしばらくした時です、お母さんが急に泣き始めたのです!「うっうっ・・・よかった・・・よかった・・・」セーラ達は驚きお母さんに詰め寄ります!「大丈夫ですか!?おば様!」と呼びかけると近くのベンチに腰を下ろしました、セーラはポケットからハンカチを取り出してお母さんに渡します。「ありがとう、セーラちゃん」と受け取り涙を拭くお母さん、ピーターが無事で安心したようです。ベッキーがお茶を持ってきてくれてお母さんに手渡しました、「ありがとうベッキーちゃん、もう大丈夫よ」とお母さんは言いました。
 
 
》記事一覧表示

新着順:149/297 《前のページ | 次のページ》
/297