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 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月21日(月)22時11分8秒
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   セーラとジョンは走り周りました、どんな路地も見逃さないように。「はぁはぁはぁ・・・待ってくれよ・・・疲れた・・・」「えっ!疲れてしまったの!?でも早く捜さないと!」「ただ、闇雲に走ってるだけじゃんか!もっとポイントを絞らないと」「ポイント?・・・私はわからないわ!?」「うーん・・・この辺で人気の無い所は・・・あの森かな」「森!?2丁目の外れにある森の事!?」「・・・かも知れない・・・」「行ってみましょう!!」「そうだな!」セーラとジョンは再び走り始めました! 外れの森に近づくとなんとベッキーが森から泣きながら抜け出てきました!「ベッキー!どうしたの!?」「あっお嬢様!丁度よかったです!ピーターが・・・ピーターが・・・」「ピーターがどうしたの!?大丈夫なの!?」「さらに酷い怪我を負っています!救急車を呼ばないと大変な事に!」「先輩達は!?」「先輩達はピーターを森に置き去りにして帰って行きました!」「そう!ベッキーは救急車を呼んできて!呼んだらさっきの場所にダイアナを待たしてあるわ!ダイアナを呼んできてちょうだい!」「わっわかりました!でもお嬢様お一人で森に入るのは・・・」「大丈夫よ!ジョンが居るから!」ベッキーはその時初めてジョンが居ることに気付きました、「・・・でも・・・」ベッキーは心配です、ジョンの事を信用できませんでした、オロオロしているとセーラはベッキーに「早く!ベッキー!」その声に驚いたベッキーは救急車とダイアナを呼びに走り出しました!セーラはジョンと森に入って行きます、「お誂え向きだなァ・・・」「ピーターは一体何処に!」セーラとジョンはピーターを捜します。中に進むとある一帯に血の散らばった後がありました!「あれは・・・血よ!」「点々と跡が付いてるぜ!」セーラ達はその跡を追って行くと、茂みの奥に続いています!奥に入ると・・・セーラは絶句してしまいました!その悲惨な光景はジョンですら驚かせたのです!手足が震え言葉も出ないまま倒れているピーターの近くに寄ります。そばにひざまづきピーターの顔を触ります、そこでやっと声が出てきました「・・・ピーター・・・・・ピーター・・・・・ピーター!!」と叫びます叫ぶと同時に涙が溢れてきました。「こりゃ酷い!あんま揺らさない方がいいぞ!」ジョンの忠告も聞こえていないセーラ!完全に取り乱しています。「・・・・セーラ・・・そんなにがなるなよ・・・・」その声にハッとするセーラ、ピーターはその無残な状態にも関わらず意識がきちんとあったのです!「ピーター!平気なの!?」「平気な訳ないだろ・・・痛いよ・・・でもセーラにこうやって抱かれるのも気持ちいいな・・・怪我すんのも悪くないなへへッ・・・」「ピーター・・・」と涙を流しながら安心するセーラでした。
 外れの森に救急車が来ました、セーラとジョンはピーターを乗せてもらってから搬送される病院名を聞き、救急車を発進させました。一息付くセーラ、一足違いでベッキーがダイアナと警察官を連れてきました。警察官がピーターの搬送先の病院をセーラから聞き出し一足先に病院へ向かいました。セーラとベッキー、ダイアナとジョンも病院へ向かいます。「でもあんな状態でよく意識があったよなぁ、すげーよ。」とジョンはピーターのタフさに関心しています、ダイアナは泣きながらもピーターに意識があると聞いて安心するのでした。病院に着くとすでに警察官が帰ろうとしています、セーラ達は「あの、ピーターは!?」と尋ねます、「あぁ、あの子は何にも喋らないな、何を聞いても『知らない』の一天張りで、こっちも捜査にならないんだよ!訴えれば障害で犯人を逮捕出来るんだけどな。」と言い帰ろうとします。更に窓ガラス越しで「君達、なにか解ったら連絡くれるかな?」と言われセーラ達は頷くのでした。
 受付でピーターの病室に聞き、その病室に行きました。セーラ達が入ると明らかに朝の包帯姿より凄い状態です・・・ダイアナはその姿を見るなり病室から出て行ってしまうのでした!それを見たジョンはダイアナに付いて行く様に出て行きます。セーラ達はピーターに声を掛けますがどうやら寝てしまったようで返事はありません、「お嬢様、私ピーターのお母さんに電話をしてきます。」「そうね、お母さんはなにも知らないんですものね、お願いするわ」「はい、あとラムダスさんにもお電話してきます、帰宅するのが遅すぎますからね。心配されてると思いますので」「ええ、お願いねベッキー」と言うとベッキーは病室を出て行きます、セーラは一人病室に残されました。ピーターの悲惨な状態を見ていると、あの時ベッキーの静止を振り切ってまで止めに行かなかった事、帰宅の際に自宅まで送らなかった事、電話を探し走り回って違う管轄で電話をしてしまった事、その電話の相手がまともに取り合ってくれなかった事、病院から警察官が帰ってしまった事、自分が遅れた事でピーターがさらに酷い怪我を負ってしまった事、色々な事、自分への苛立ちと警察への苛立ちが涙となってセーラの瞳から込み上げてきます。「ごめん・・・ごめんなさい・・・ピーター・・・私が・・・私がもっと早ければ・・・・」と言うと涙が止めど無く出てくるのでした・・・。
 
 
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