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続き

 投稿者:涼子  投稿日:2005年 3月20日(日)00時42分43秒
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   その日のピーターは・・・やはり昼寝をしていました、怪我で起きている所ではなかったのです。でも昼寝はいつもの事、その事に関しては誰も気にしませんでした、只一人ミツオカ君を除いては・・・。真面目なミツオカ君はピーターの事が許せませんでした、授業はサボり教室を混乱させ自分は平気で校則違反しケンカまでしているからです!ミツオカ君はとうとう我慢出来ずにピーターに異議申立てをしたのです。「ピーター君!君は学校に何しにきているんだ!?」と。ピーターはキョトンとした顔で「別に何も・・・学校好きだけど勉強は嫌いなんだ・・・」「君の為に皆迷惑しているんだよ!」「?・・・何が迷惑?」「真面目に学校に勉強に来ている人達がね!」ピーターはちょっとカチンと来たらしく「俺がいつお前等の勉強の邪魔をした?・・・たしかに嫌な先生の時は似顔絵の紙切れを皆に回した事もあったけどさ、そうゆう事を言ってるなら相手にしなければいいじゃん、その事で授業を邪魔してるって言うならそれはお前がその授業に集中してないって事だろ?俺を無視して集中していれば気になんないじゃない?」「何勝手な言い分を言っているんだ!?ワガママな言い訳だろ!」ピーターはため息をして「そうだな」と一言伝えました。二人の険悪な間に入ったのはダイアナでした「あの、ミツオカ君、ピーター君は今怪我をしているんだから、あまり責めないで・・・」「君はピーター君の味方をするのかい?こんな不良の!?」「ピーター君はこんな格好をしているけど、本当はいい人なのよ!話だって面白いしこの前だって助けてくれたし・・・」「助けてくれた?・・・」ダイアナがこの前の事を話そうとした時ピーターが「ダイアナ!・・・いいよ、別に。」と言ってしまいました。ピーターはヨロヨロしながら立ち上がり「俺に構うな・・・」と言って教室を出ていきました。ミツオカ君は「またサボるのか!?」と叫びましたが、ピーターは振り向いて「次は美術だろ・・・俺は歩くのに時間掛かるんだ、今からいかねぇと間に合わんからよ」といい行ってしまいました。ミツオカ君は「美術を出たって将来なんの役にも立たないよ・・・」と小声で言いました。
 セーラはこの時どちらの味方をすればいいのか判りませんでした、ミツオカ君の言っている事は確かに正しい・・・でもピーター事も間違ってはない、でも合っているとも思えない・・・やっぱりミツオカ君の方が正しいのかなと思っていました。ダイアナはピーターの後をついて行きます。セーラはミツオカ君に「どうしたの?いきなりあんな事を言って?」と尋ねました。ミツオカ君は「セーラさん、僕はもう我慢できないんだ!クラスにあんな混乱を招く彼が」「でもピーターはいい人よ!」「セーラさん!今はいい人だけじゃ駄目なんだよ!学歴社会なんだから、勉強して良い高校に入って良い大学出て良い会社に入らないと!」と語りました。確かにこの時期は学歴社会、セーラは今の歳からそのような考えを持っているミツオカ君をちょっと尊敬するのでした。
 美術の時間です、美術室にマリエット先生が入ってきますが、ピーターを見た途端「どっ・・・どうしたの!?ピーター君!その怪我!」と聞きましたがピーターは「平気ですよ!見た目程酷くはないんですから!さぁ授業を始めてください!」と元気良く答えました、マリエット先生は気にしながらも授業を始めました、「ピーター君、苦しくなったら言いなさいね!」「はい、わかりました!」と言って授業に集中するピーター、その姿を見てセーラは「もの凄い集中力・・・」ベッキーも「確かにえもいわれぬ迫力がありますね、お怪我をしているのに・・・」確かにピーターの集中力は凄く周りで騒がれても微動だにしない程でした! マリエット先生はピーターの事は「このクラスではピーター君が一番真面目にやっている」と思っていました、それは他の教科、技術のジェームス先生も感じている事です、ピーターは昔から手先が器用で細かい作業などは得意としていました。セーラはその集中を他の教科にも向ければいいのに・・・と本気で思いました。

 放課後、学校が終わり皆家路に着きます、ピーターは歩くのが遅くゆっくり歩きますがそれでもとても辛そうです。セーラとベッキー、ダイアナはピーターを支えて歩き始めました。「いいよ!一人で歩けるから!」「どこが平気なんですか?辛そうですよ、ピーターさん」とベッキーが微笑んで言いました、ダイアナも「そうよ、ピーター君!遠慮しないで」、「えーっ、恥ずいよ!」セーラも「気にしない、気にしない!」と言いピーターの鞄を持ってあげました、ピーターの鞄は薄く何も入っていないと思っていましたが薄さの割りに重くセーラはビックリしました!「重いわね、思ったより」「ああ、カタログが入っているからだろ!」「カタログ?」とセーラがた尋ねます、「オートバイの部品のカタログさ!」セーラは取り出して見てみますが当然のように何がなんだか解りません。ベッキーは「この前のお家にあったオートバイですね?」それを聞いたダイアナは「この前?・・・」とベッキーに聞きました、ベッキーはセーラの悲劇の事は言わずにピーターの家に行った事を話しました、ダイアナは「私も今度遊びに行ってもいい?」とピーターに聞きます、ピーターは「いいよ!」と答えました。そんな話をしている時、ピーターの家とセーラ達の家の別れ道に差し掛かりました、「もういいよ!後は一人で帰れるから」「そんな、着いて行くわ!」「いいや、大丈夫!3人共ありがとうな!また明日」と言ってピーターは歩き出しました。セーラ達は心配でしたが、ピーターと別れ帰る事にしました。しかしセーラはこの時異様な胸騒ぎを感じていました、別れては駄目・・・と。
 
 
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