|
|
雑歌
御返し
さきは ただか こ しる
カンヴァスに幸ふべかる言霊よ君が正香を是に誌さなも
さき‐は・う【幸ふ】 サキハフ
[一]〔自四〕ゆたかにさかえる。万葉集(5)「そらみつやまとの国は…言霊(ことだま)の―・ふ国と」
[二]〔他下二〕栄えさせる。続日本紀(17)「―・へ奉り」
さき‐わ・う【幸ふ】 サキハフ
〔自四〕〔他下二〕⇒さきはう
広辞苑 第六版より (C)2008 株式会社岩波書店
ただ‐か【直処・直香】
(タダは直接の意。カはアリカ(在処)のカか。また、カ(香)か)まさしくその人自身。また、そのありさま。
万葉集(4)「吾が聞きにかけてな言ひそ刈薦(かりこも)の乱れておもふ君が―そ」
広辞苑 第六版より (C)2008 株式会社岩波書店
※ 「枕詞便覧」早稲田出版では「正香」となっているので「正香」を採用。
なも(助詞)
〔助詞〕
(1)(係助詞)「なむ」の古形。平安初期まで用いられた。続日本紀(30)「今は穢き奴(やつこ)として退け給ふによりて―、
賜へりし姓(かばね)は取りて別部(わけべ)と成し給ひて」
(2)(終助詞)「なむ」の古形。誂えの「な」に感動の「も」が付いたもの。
万葉集(1)「三輪山をしかも隠すか雲だにも心あら―隠さふべしや」
|
|