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お題

 投稿者:祐一  投稿日:2017年 3月14日(火)05時08分43秒
  緑の葉日差しを浴びて嬉しそう自らの色輝き放ち

疲れたね私の緑目にいいよ木々の葉我にささやいている

紺碧の空に誘われ田を行けば緑緑にそよ風ぞ吹く
 

ミドリ

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 3月13日(月)19時15分17秒
編集済
  妻に問うミトコンドリアとは何とミドリムシだとポツリつぶやく
ガム一枚なれど名前は多々ありき口の恋人 ミドリの吐息
客間にて茶は出てきたが人が来ず畳の淵の緑を擦る

 

お題

 投稿者:祐一  投稿日:2017年 3月13日(月)07時04分38秒
編集済
  緑萌ゆる若葉の頃に思い出す遠きあの日の始めての口づけ

若き娘は若葉のごとく新鮮で見ているだけで元気が出てくる

       娘→こ
 

お題

 投稿者:祐一  投稿日:2017年 3月13日(月)06時55分58秒
  ポカポカの日差しを浴びてひさびさに田を行く我に緑が痛し

太陽の日差しが木々に差し込んで木々の緑が輝いている

公園のベンチに一人腰かけりゃ緑のそよ風もうすぐ五月
 

ハリマオさん、こんばんは~~(^・^)

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月13日(月)01時12分21秒
  いや~~、数日前までは震えるような寒さだったのに、今日は一転して汗ばむようなお天気でしたね^^;
僕は腰のほうの調子がなかなか良くならないので散歩もままならないのですが、そろそろスミレの花なども咲き出す頃かな。

さてさて、そんな春らしさも増してきたこの頃ですが、今夜もまたこちらのみなさんの歌にも少しだけでも感想など書かせてもらいますね。

>香港の港を見渡す高台で風に吹かれて報告書記す

うんうん、ハリマオさんのこの歌もお仕事で行かれた香港の港町でのひとときを詠ってほんとに素敵な一首ですよね^^
僕は香港には行ったことがないのですが、やはり香港というと湾港のイメージが強かったりします。
お仕事とは言え、海外を回れるというのは気分転換にもなって楽しいでしょうね。

そうですね、そんな香港でのひと時を詠ってほんとに魅力的な一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分魅力的に仕上がっていると思いますよ。

ただまあ、細かなことですが、「高台で」のように三句目を「で」で下の句に繋げてしまうと、そこにどうしても表現としての甘さが出てしまうようには感じるので…

香港の港見わたす高台の風に吹かれて報告書記す

うん、ここはこんな感じで万能の助詞「の」を利用してみてもいいのかも知れませんね^^
他にどうしようもない場合は仕方がありませんが、こんな感じで他の助詞に換えられる場合は「で」や「て」の甘さにももう少し気をつけてみてもいいように思います。

あと、二句目の字余りはこの場合は助詞を省略しても問題ないようにも思いますがどうでしょうか(その場合は「渡す」を平仮名ひょうきにしてバランスを取ってみてもいいかも知れませんね)。
でもほんと、単なる旅行ではなく仕事である故の雰囲気が素敵に現れていて「報告書」も活きている一首に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)



>君のつけるバニラの香りを少しでも多く吸おうと深呼吸する

はははは、こちらの歌は、想い人のつけるバニラの香水を詠った面白い一首ですね。
気のない相手の香水は時に迷惑にも感じられますが、自分の想い人の香りなら深呼吸してまで吸いたいとは素直な男心ですよね(笑)

そうですね、そんなある意味で哀しい男の心理を詠って面白い一首ですし、この歌についてもほんとにこのままでも充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
上の句の字余りは少し気になりますが、この歌の場合は無理に定型に収めようとしても逆に不自然になりますし、ここもこのままでも仕方のないところでしょうか。
ただまあ、「バニラの香り」は香水であることだけは、もう少しはっきりと入れておいてもいいのかも知れませんね。

君のつけるバニラの香水少しでも多く吸おうと深呼吸する

うん、たとえばこんな感じにしてみるとか^^
僕のように香水にあまり詳しくない者には、バニラの香りと言われると単純にソフトクリームなどを連想してしまいますので。

でもほんと、男の素直な欲情を表現して面白い恋歌に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)



>まっすぐに進むばかりのわが友はたとえていえば香車のように

こちらの歌はご友人の方を詠われた一首ですね。
「香車」はまっすぐに進む将棋の駒のことだそうで、そんな香車のように愚直に進んでいくお友達を詠われたほんとに素敵な一首に仕上がっていると思いますよ。

内容としてはもう少し器用に生きることも出来るだろうに…との思いか、あるいはそのまっすぐさへの羨望の気持ちなのかははっきりとしませんが、どちらにしてもまっすぐなご友人の性格がよく現れていて魅力ある歌ですよね。

ただまあ、あえて言うのなら喩えである「ように」を使っている時点で「たとえていえば」は余計な表現になってしまっているようには感じますが…

まっすぐに進むばかりのわが友は怖れを知らぬ香車のように

そうですね、ここはハリマオさんがそのご友人をどう感じておられるかにもよりますが、こんな感じとかでまとめてみてもいいのかも知れませんね^^
まあ、香車が怖れを知らないかどうかは人によって感じ方が違うかも知れませんが。

でもほんと、「香車」の喩えが魅力的な個性のある一首に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)



>香華立つ中国寺の夕暮れに静かに流れる般若心経

うんうん、こちらの歌も、夕暮れの中国寺に流れる般若心経を詠って静かな魅力の一首ですよね。
「香華(こうげ)」は、仏前にそなえる香と花だそうですね。
「中国寺」は「ちゅうごくでら」と読むのかな?
あるいは一首目の歌と同じく、香港での一こまを詠まれた歌なのかも知れませんが。

そうですね、そんな中国寺や香華の生み出す雰囲気も素敵ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分魅力ある一首に仕上がっていると思いますよ。
ただまあ、あえて言うのならやはり四句目の字余りによる「調べ(リズム)」の甘さですが…

香華立つ中国寺の夕暮れに般若心経静かに流る

うん、ここはたとえばこんな感じとかで四句と結句を入れ替えて、最後を文語調でしめるなどしてみてもいいのかも知れませんね^^
体言止めの結句はインパクトがありますが、この歌の場合はむしろ静けさを前面に出したほうがいいようにも思いますので。

でもほんと、中国寺の独特の雰囲気が生きた魅力ある一首に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)



>香ばしき茶を煎るかおりに誘われて茶園に入る神楽坂上

うんうん、こちらの歌も神楽坂上でのお茶の香りを詠ってほんとに素敵な一首ですよね。
「神楽坂上」は文字通り神楽坂の上の地を表す地名なのですね。
こういう地名の力というのは、その土地がもつ歴史や風土とも結びついて歌に深みを与えてくれるように思います。

そうですね、そんな神楽坂上の茶園の魅力が一首から漂ってきますし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。

ただまあ、あえて言うのならやはり「香ばしき」と「かおり」の繰り返しは少しもったいない気がしますし、二句目の字余りも気になるところなので…

釜で煎るお茶の香りに誘われて茶園に入る神楽坂上

うん、ここはたとえばこんな感じとかでまとめてみてもいいのかも知れませんね^^
お茶は釜で煎るのかどうか僕は詳しくは知らないのですが、写真で見た限りでは釜のような道具に見えますので。

でもほんと、「神楽坂上」の地名も活きているほんとに素敵な一首に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)

ではでは、ほんとに気温の差の大きいこの頃ですが、ハリマオさんも体調管理にはくれぐれも気をつけてお過ごしくださいね~~
今夜もこの辺で♪
 

★前回の投稿作品★

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月13日(月)00時03分12秒
  前回のお題『土』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。

★前回の投稿作品★
お題『土』(敬称略)



土なくば草木も人も枯れにけり泥にもすがる我が心地かな

土あらば種も苗をも植えねどもつゆと無くして哀しき都

水の無き土は砂塵と成り行きぬ我が身思へば其にひとしや

足下は積み重なれた土であり齢に等しくただ積もりゆく

いつしかは我が身も土と等しけりあとは一筋風とまじりて

我が心乾いた土となりにけり何処へゆくのかも知らぬままに

春の陽を浴びて土より芽吹くいろ緑の先に何色咲くや

-------------------------------------
バッカス

いつまでも見ている夢を雪とする春に目覚めて吾は生まれる

土塊の中から生まれし吾は今土と崩れることを恐らむ

足底に山ほどの泥つけたまま雀飛び立つ自由を知らず

空に住む雀降り立つ地を知らぬ吾は根をはり自由をもとむ

土蒸されあがる蒸気に春を見る光は散らばり花となりまし

福寿草土握りしめて立ち忍ぶ雪吹きつけろ吾も流れぬ

靴底の春土となり掴みくる叶わぬ夢よ流れ散りゆけ

氷土裂く揺れたる大地忘るざる凍れた烏ほとりと落ちる

融雪の粉撒く畑に春を見るトラクターの声晴天に響く

-------------------------------------
青芽

級友の土方くんは転校す「どかたちゃん」の愛称残し 土方=ひじかた

幼き日泥んこ丸め饅頭を作り並べてお店やごっこ

泥んこで衣服汚せり母ちゃんに脱がされつつも激怒の声を

土浦の霞ケ浦はその昔七つボタンの意気に燃へたり

-------------------------------------
さくら

縄文の土偶の腰のどっしりと原始の温み伝ひくるなり

はらからも恋せし人も待つらむに土の上にて我れ現なし

桜ばな風に煽られ散りぢりにいずこの土に帰りゆきなむ

崩れたる土塀にひそむ青蜥蜴 光となりて走り出でたり

いぬふぐり乾いた土手に瑠璃色の星屑のごとぱっとひらきぬ

いまいちど親子の夕餉をねがひつつ土鍋を包み棚にしまひぬ

-------------------------------------
ハリマオ

春一番グラデーションのかかりたる空は青から薄黄に変わり

-------------------------------------
夕夏

土に日々月に酔っては火遊び水浴び木賃宿で金失くす
つちにひびつきによってはひあそびみずあびきちんやどでかねなくす

つちにかえるというからはちへいのはてにまじわるをみるにしのそら

-------------------------------------
六花

水底の泥土に浸かる人々に深き祈りを捧げ給いし

-------------------------------------
おら

グランドの土を集めて持ち帰るここまで来たのが僕の青春

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★お題は『緑』★

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月13日(月)00時01分52秒
  ★今回のお題は『緑』、期限は三月二十六日(日)です★

「新緑」「緑茶」など、緑という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。

題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
 

みなみさん、こんばんは~~(^・^)

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月12日(日)23時45分59秒
  そうですか、みなみさんは歌会に参加してこられたのですね^^
批評での参加だけとは言え、いろいろと学ばれることの多い歌会だったようで何よりでした。

歌の軽さ、素直さについては単純には言えない部分もありますが、重みのある歌にはたとえ軽い内容の歌であってもそこにその歌人の方の人生の業(ごう)のようなものが現れていたりするように思います。
まあ、それが分かっても自分自身の歌に活かすのはまた難しかったりもするのですよね^^;

ではでは、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですが、みなみさんもどうぞお身体には気をつけてお過ごしくださいね。
今夜もこの辺で♪
 

六花さん、こんばんは~~(^・^)

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月12日(日)23時44分55秒
  義弟さんがお亡くなりになられたそうで、心からお悔やみ申し上げます。

短歌は心理状態に大きく左右されるものですから、身近な人が亡くなられたりすると急に詠めなくなってしまうことも当然あるでしょうね。
かくいう僕も、ここ一月ほどは生活環境の変化の影響か歌を詠めない状態が続いています^^;
まあ、僕の場合は、意図的に休息期間を取っている部分もあるのですが…

ではでは、気温の変化の激しい時期ですが、六花さんご自身もどうぞお身体ご自愛くださいね。
今夜はこの辺で♪
 

お題=土

 投稿者:おら  投稿日:2017年 3月12日(日)21時04分24秒
  グランドの土を集めて持ち帰るここまで来たのが僕の青春
 

黒路さん こんばんは~

 投稿者:六花  投稿日:2017年 3月12日(日)20時22分30秒
編集済
  的確なご助言と推敲ありがとうございます。
「仄か」という言葉を二首ともに使っていたことを
後になって気付きましたが他に言葉が思いつかなくて
そのままになっていました。
2月に同年の義弟が他界いたしましてその衝撃を歌に託した後
何故かばったり詠えなくなってしまいご無沙汰しておりました。

「土」
お願いいたします。
(鬼怒川氾濫に思いを寄せて)
・水底の泥土に浸かる人々に深き祈りを捧げ給いし

 

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 3月12日(日)19時24分25秒
  融雪の粉撒く畑に春を見るトラクターの声晴天に響く

 

黒路さん

 投稿者:みなみ  投稿日:2017年 3月12日(日)07時19分37秒
  初めて歌会に行きました。プロの方の歌会に選歌で参加しただけでしたが、自分の歌との差異がわかって勉強になりました。私の歌は軽いし素直過ぎますね。東京も花粉全開になってきました。黒路さんもお大事に。  

(無題)

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 3月10日(金)20時57分42秒
編集済
  氷土裂く揺れたる大地忘るざる凍れた烏ほとりと落ちる  

お題

 投稿者:さくら  投稿日:2017年 3月10日(金)16時23分40秒
編集済
  崩れたる土塀にひそむ青蜥蜴 光となりて走り出でたり

いぬふぐり乾いた土手に瑠璃色の星屑のごとぱっとひらきぬ

いまいちど親子の夕餉をねがひつつ土鍋を包み棚にしまひぬ

 

未完の春

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 3月 9日(木)20時28分54秒
編集済
  靴底の春土となり掴みくる叶わぬ夢よ流れ散りゆけ  

(無題)

 投稿者:  投稿日:2017年 3月 9日(木)03時39分42秒
  春の陽を浴びて土より芽吹くいろ緑の先に何色咲くや  

六花さん、こんばんは~~(^・^)

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月 9日(木)01時00分29秒
  いや~~、春の陽気が続いたかと思うと、今日はまた季節が逆戻りしたように寒い一日ですね^^;
日本海側などでは雪の降っている地域もあるそうですが、みなさんもどうぞ風邪など引かないようにくれぐれも気をつけてお過ごしくださいね。

ちなみに、今日は先日受けた資格試験の合格発表があったのですが、僕もなんとかぎりぎり合格していていました。
ほんとに落ちるかと思っていたので、自分の受験番号があったときにはホッとしました(笑)

さてさて、そんな冬に逆戻りしたような寒い日の夜ですが、今夜もまたこちらのみなさんの歌に少しだけでも感想書かせてもらいますね。

>梅林を遠く見やれば仄赤く堅きつぼみは香りをためて

うんうん、六花さんのこの歌も、早春の梅のつぼみを詠ってほんとに素敵な一首ですよね。
開花した梅の花でなく、仄赤いつぼみの内に含んだ香りに焦点を当てた視点が見事なように思いますよ。

「見遣る」は遠くを見る意味ですね。
こういう何気ない言葉の選択にも、六花さんらしい個性を感じて素敵に思います。
そうですね、そんな早春の季節らしい景色の一こまを切り取ってほんとに素敵な一首ですし、この歌についてもこのままで充分魅力ある歌に仕上がっていると思いますよ。

ただまあ、あえて言うのなら結句の「て」止めの言い差しの表現は、少し甘いと言えば甘いようにも感じますよね。
これも近くで見ているのならばつぼみに含まれた「香り」が結句で強調されてもいいとは思うのですが、この歌のように遠くから見て香りを含んでいると想像する場合はもう少し控えめのほうがいいようにも思いますので。
そうですねえ、ここは同じ言い差しの表現でもたとえば…

梅林を遠く見やれば仄赤く香りをためて堅きつぼみは

うん、こんな感じで四句と結句を入れ替えてもいいのかも知れませんね^^
こうすることで「赤く」と「堅き」の形容詞が続くくどさも距離が開いて少し緩和されるようにも思いますから。

でもまあ、人によっては逆に「て」止めにすることでの余韻を評価する意見もあるかと思いますし、もとのままでもほんとに素敵な一首に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)



>友を待つ喫茶の隅の仄暗く香りなつかし紫煙のなごり

こちらの歌は、友人を待つ喫茶店での一こまを詠った静かな魅力の一首ですね^^

「紫煙(しえん)」は煙草の煙のこと。
「香りなつかし」とは六花さんがかつて煙草を吸っていたようにも取れますが、あるいはかつて身近にいたどなたかが喫煙家だったのかな。

まあ、禁煙の進んだ現代とは違って、昔は喫茶店でも煙草を吸うのが普通の時代もあったので、そういう古き時代の象徴として煙草の香りを懐かしんでの意味なのかも知れませんね。

たしかに、煙草自体はともかく、煙草の煙の漂う喫茶店の雰囲気は映画の中の世界のような独特の魅力がありますよね。

そうですね、そんな喫茶店にこびりついた煙草の香りの魅力を詠って素敵な雰囲気の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分魅力的に仕上がっていると思いますよ。

「仄暗く」が先の歌の三句目と同じパターンでちょっと単調な気もしますが、まあ、連作ではないですし別々の歌として読めばこれもこれで個性的で良いのでしょう。
うん、単純に禁煙化の進む世間の風潮に流されない価値観を示して素敵な一首に仕上がっているとも思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)



>乳の香を残したままの幼子を膝に抱えて絵本を開く

うんうん、こちらの歌は一転して幼子と過ごす穏やかな日常を詠った一首ですね。
この幼子はやはり六花さんのお孫さんでしょうか。

最近では赤ちゃんが一歳ぐらいになったらもう離乳させることが多いようですが、本来は四歳ぐらいまで授乳したほうがいいのだそうですね。
そうですね、そんな幼子の放つ乳の匂いがなんとも言えずリアルですし、この歌についてもこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。

ただまあ、あえて言うのなら、「香を」、「幼子を」、「絵本を」と、助詞の「を」が三回も続くのはさすがにちょっとくどすぎるようにも思うので…

乳の香を残したままの幼子を膝に抱えて広げる絵本

うん、ここはたとえば結句をこんな感じとかでまとめてみてもいいのかも知れませんね^^
「広げる」とするとページを開く意味か何冊も並べる意味かで曖昧になってしまうかも知れませんが、この歌の内容ならどちらの意味になってもそれほど問題はないようにも思いますので。

でもほんと、幼子の放つ甘い香りが実際に匂って来るような印象を受ける素敵な一首に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)

ではでは、今夜はほんとによく冷えますが、六花さんも風邪など引かないように温かくしてお休みしてくださいね~~
今夜もこの辺で♪
 

お題

 投稿者:さくら  投稿日:2017年 3月 8日(水)10時35分23秒
  桜ばな風に煽られ散りぢりにいずこの土に帰りゆきなむ  

福寿草

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 3月 6日(月)20時50分4秒
編集済
  福寿草土握りしめて立ち忍ぶ雪吹きつけろ吾も流れぬ
 

お題

 投稿者:さくら  投稿日:2017年 3月 6日(月)10時02分41秒
編集済
  はらからも恋せし人も待つらむに土の上にて我れ現なし  

★お題は『土』★

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月 6日(月)00時01分50秒
  ★今回のお題は『土』、期限は三月十二日(日)です★

「土鈴」「土筆」など、土という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。

題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m

PS.今回もお題、二巡目です(^・^)
 

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 3月 5日(日)18時53分16秒
  土蒸されあがる蒸気に春を見る光は散らばり花となりまし  

お題

 投稿者:青芽  投稿日:2017年 3月 5日(日)12時24分53秒
  土浦の霞ケ浦はその昔七つボタンの意気に燃へたり  

添削ご指導ありがとうございます。

 投稿者:夕夏  投稿日:2017年 3月 5日(日)01時38分17秒
  >かれいかかれーわからねどかれいしゅうかれーしゅうともみじかなかおり
 かれいかもかれーしゅうかもわからねどかれいもかれーもみぢかなかおり
 充分注意しているつもりでも、平仮名の落とし穴に嵌ってしまいます。
 (わ、は、え、へ、ず、づ、じ、お、を)など、でも、これを間違えたらおしまいですね。臭の重なりもちょっと安易でした。添削どおりでおねがいします。
>こうぼくのきゃらはくせないかおりがしそつなきことをだれもがのぞむ
 こうぼくのきゃらはくせなきかおりがしそつなきことをだれもがのぞむ
 (くせなき)は、思いついたのですが、重なりが気になって、いた事と、(くせのない)のほうが調子は良いと思ったのですが黒路さんのおっしゃるとおり、字数合わせで、(の)を省きました。調子の面では黒路さんの添削の(き)とした方が良いですね。こちらも添削どおりでお願いいたします。もうちょっと調子の面から言葉の選択に気を付けたいと思います。ありがとうございました。

 

夕夏さん、こんばんは~~(^・^)

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月 5日(日)00時31分30秒
  いや~~、三月に入ってさすがに日差しの暖かい日も増えてきましたね^^
僕も明日は奈良公園にでも梅や椿の花見に出かけようかと思っていたのですが、残念ながら休日なのに軽い仕事が入ってしまって予定が狂ってしてしまいました(苦笑)

さてさて、そんな春の長閑な夜ですが、今夜もまたこちらのみなさんの歌にも少しだけでも感想など書かせてもらいますね。

>かれいかかれーわからねどかれいしゅうかれーしゅうともみじかなかおり

うんうん、夕夏さんのこの歌も、言葉遊びのセンスが素敵なほんとに面白い一首ですよね。
一応、分かりやすく漢字表記を入れるなら…

加齢かカレーわからねど加齢臭カレー臭とも身近な香り

こんな感じにとかになるのかな。
それにしても…
カレーはともかく加齢臭が身近な香りというのはちょっとイヤですよね(笑)
まあ、この「かれい」には「華麗」の意味も含まれていそうですけど。

そうですね、そんなカレーと華麗臭と華麗なさまざまな香りが混ざり合った言葉遊びの楽しい一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。

ただまあ、「みじか」は「みぢか」としておいたほうがいいのではないでしょうか。
あと、一応、三十一文字に収まってはいますが、もう少し定型の「調べ(リズム)」に乗せるのなら…

かれいかもかれーしゅうかもわからねどかれいもかれーもみぢかなかおり
(加齢かもカレー臭かもわからねど加齢もカレーも身近な香り)

うん、こんな感じとかでまとめることも出来そうですけどね^^
上の句あたりで一度「臭(しゅう)」と言っておけば、ほかの部分では「臭」は省略できるようにも思いますので。
でもほんと、夕夏さんらしい柔軟な発想の楽しい一首に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)



>こうぼくのきゃらはくせないかおりがしそつなきことをだれもがのぞむ

うんうん、こちらの歌も夕夏さんお得意の言葉遊びを駆使した一首ですが、主想のひとつである伽羅の香木の魅力もあって、なんだか落ち着いた雰囲気の漂う一首ですよね。

「こうぼく」はもちろん「香木」のことですが、ここはやはり公務員などを示す「公僕」の意味も掛けられているのかな?
だとすると「きゃら」も「伽羅」と同時に「キャラクター(個性)」の「キャラ」が掛けられているのかも知れませんね。

たしかに公務員などの公務に携わる人には(少なくとも仕事の上では)個性よりもそつのない仕事が求められるようにも思いますし^^;

そうですね、そんな二重の意味が響き合って静かさと楽しさの同居した魅力ある一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
ただまあ、強いて言うのなら「癖(の)ない」と口語調の場合は「の」の省略に少し違和感が出るので、ここは「癖なき」としてもいいようにも思いますけど…

こうぼくのきゃらはくせなきかおりがしそつなきことをだれもがのぞむ
(香木の伽羅は癖なき香りがしそつなきことを誰もが望む)
(公僕のキャラは癖なき香りがしそつなきことを誰もが望む)

うん、こんな感じで^^
「癖なき」と「そつなき」の「き」の重なりは意見が分かれるところかも知れませんが、僕はこの場合はよい感じで響き合うように思いますので。

でもほんと、落ち着いた雰囲気の中にも遊び心を加える面白い一首に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)

ではでは、暖かくなってきたとはいえ季節の変わり目は体調も崩しやすいですので、夕夏さんも風邪など引かれないようにくれぐれも気をつけてお過ごしくださいね~~
今夜もこの辺で♪
 

お題

 投稿者:青芽  投稿日:2017年 3月 4日(土)18時10分30秒
  幼き日泥んこ丸め饅頭を作り並べてお店やごっこ

泥んこで衣服汚せり母ちゃんに脱がされつつも激怒の声を
 

お題

 投稿者:夕夏  投稿日:2017年 3月 4日(土)10時31分53秒
  つちにかえるというからはちへいのはてにまじわるをみるにしのそら  

お題

 投稿者:夕夏  投稿日:2017年 3月 4日(土)08時36分7秒
  土に日々月に酔っては火遊び水浴び木賃宿で金失くす
つちにひびつきによってはひあそびみずあびきちんやどでかねなくす
 

黒路さん

 投稿者:沙羅  投稿日:2017年 3月 3日(金)16時43分55秒
  誕生日のお祝いもありがとうございました。
歌の方ですが、あまり推敲をしないで出してしまったようで、ご指摘の通り「私」と「わが」が混在しているのはいけませんね、もし「私」だけだとしても二つの言葉が近すぎます。

黒路さんの添削通りなおさせてくださいね。
 

黒路さま

 投稿者:みなみ  投稿日:2017年 3月 3日(金)06時46分50秒
  返信をありがとうございました。  

お題

 投稿者:ハリマオ  投稿日:2017年 3月 3日(金)06時38分21秒
  春一番グラデーションのかかりたる空は青から薄黄に変わり  

沙羅さん、こんばんは~~(^・^)

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月 3日(金)00時33分35秒
  いや~~、今日は三月三日のひな祭りですね^^
ひな祭りと言えば沙羅さんのお誕生日ということで、ほんとうにおめでとうございます(笑)

そんな訳で、順番に歌の感想を書いていたら偶然に沙羅さんの番になってしまったのですが、今夜もまた少しだけでも歌の感想など書かせてもらいますね。

>門を出て歩む私をわが庭の薔薇の香りが追ひかけてくる

うんうん、沙羅さんのこの歌も、庭に咲く薔薇の香りを詠ってほんとに素敵な一首に仕上がっていると思いますよ。
薔薇と言えば主に夏に咲く花ですが、それ故に見た目だけでなく漂う美しい香りも魅力ですよね。

初句の「門」はそのまま「もん」と読むのかな。
僕の個人的な好みとしては「かど」と読みたいところですが。

そうですね、そんな薔薇の香りが外出する自分を追ってくると捉えた感性が素敵ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分魅力的に詠めていると思いますよ。

ただまあ、あえて言うのなら「私を」と「わが」の主体を表す言葉がこの近い距離で繰り返されるのはやはりちょっと気になってしまう気はしますね。
そうですね、ここはたとえば…

門を出て歩む私を庭に咲く薔薇の香りが追ひかけてくる

うん、こんな感じとかでまとめみてもいいのかも知れませんね^^
まあ、万葉集などでも探せば「我を我が○○の…」とか表現した歌はけっこうあるかも知れませんが、「私」と「我(わ)が」の混同した使い方は僕にはちょっと違和感を感じてしまいましたので。

でもほんと、薔薇の香りを擬人化した表現が魅力の素敵な一首に仕上がっていると思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)

ではでは、三月に入ってずいぶん暖かくなってきましたが明日はまた少し気温が下がるそうですので、沙羅さんも油断して風邪など引かないように気をつけてくださいね~~
今夜もこの辺で♪
 

みなみさん、こんばんは~~(^・^)

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月 3日(金)00時33分1秒
  「未来」は短歌結社の中でも多くの著名な歌人の方が所属していたりと、もっとも精力的に活動している結社のひとつですよね^^
僕の短歌友達も何人か未来に所属していますよ。

僕もあまり詳しいことは知らないのですが、「未来」には何人かの選者の方がいて会員は自分の歌を見てもらいたい選者の方を選んで歌を提出するそうです。
ですので、それぞれの選者の方の下にお互いに影響を受け合ったよく似た作風の歌人が集まる傾向はあるのかも知れませんね。

まあ、実際のところは、短歌結社もかつては強力な指導者の下でそれぞれ強い結社色があったのですが、最近はどの結社でも「自由にやればよい」との方針で、その結社独特の歌風というのはほとんどなくなってしまっているようです。
そう言う意味で、「結社はすでに滅んでいる」とおっしゃられた方もいらっしゃいましたし(笑)

「未来」も含めて、現在の結社に存在意義があるとすれば誰かに指導されるのではなく、あるいはみなみさんが「未来」に感じられたような、その結社に集まっている人たちがお互いに影響を受け合ってひとつの歌風を作り上げていく部分にあるのかも知れませんね。

ではでは、これもひとつの参考までにと言うことで♪
 

黒路さま

 投稿者:さくら  投稿日:2017年 3月 2日(木)15時44分23秒
  添削ありがとうございました。
ほんとに甘い歌になってしまいました、自分でも納得できないまま投稿しましたので たいへん勉強になりました。
これからもよろしくお願いいたします。
 

黒路さま

 投稿者:みなみ  投稿日:2017年 3月 1日(水)23時46分8秒
編集済
  まとめに掲載したのに代えてすみませんが、二句を代えました。正確には桑田佳祐さんの「月」でしょうか。
まとめは直していただかなくてよいです。

絡みつくノルマを逃れダイブする黄昏時にサザンの「月」に

絡みつくノルマを投げてダイブする黄昏時にサザンの「月」に

短歌結社「未来」の歌人の方達の歌がとてもよいですね。結社に入ると、その結社の歌人の方々と似た作風になるでしょうか?
 

さくらさん、こんばんは~~(^・^)

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 3月 1日(水)23時33分41秒
  いや~~、つい先日、新年を迎えたばかりだと思っていたのに、いつの間にかもう三月に入ってしまいましたね^^;
そろそろ梅の花も見頃を迎えているようですし、次の日曜日あたりは僕も明日香村にでも梅の花見に行ってみようかと思っています。

さてさて、そんな三月のはじめの夜ですが、今夜もまたこちらのみなさんの歌にも少しだけでも感想など書かせてもらいますね。

>街中に甘い香りの満ちくれば我もミーハー義理チョコの人

うんうん、二月と言えばやはりバレンタインデーですよね。
僕も友達からたくさんの義理チョコはもらったものの、残念ながら今年も本命チョコは頂けませんでした^^;

そうですね、さくらさんのこの歌もそんな世間の流行に流される自分を自嘲的に詠いながら、それでいてそんな流行を楽しんでいる様子も感じられるほんとに面白い魅力の一首に仕上がっていると思いますよ。
「ミーハー」は世の中の流行などの影響を受けてしまう人のことですね(笑)
この言葉があるおかげでよくありがちなバレンタインデーの歌とはまた違ったさくらさんだけの個性が生まれているようにも思います。

ただまあ、あえて言うのなら結句の「義理チョコの人」はコミカルで面白くはあるものの、ちょっと省略しすぎな表現としての甘さも出てしまっているようには感じるかな。
うん、ここはたとえば…

街角に甘い香りの満ちくれば我もミーハー義理チョコ買ひぬ

そうですね、これもそのまま過ぎるかも知れませんが、もとの体言止めの甘さに比べれば僕はこんな感じのほうが落ち着いていいような気もしますけど^^
コミカルさとしての魅力は、この歌の場合は「ミーハー」の部分で充分に活きていますしね。
あと、初句の「街中(まちなか)」は、「街角」のほうが詩情が増していいかとも思いました。

でもほんと、「ミーハー」の言葉が軽くなり過ぎずに素敵に活きている一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと言うことで(笑)

ではでは、暖かくなったとはいえまだまだ朝晩は冷える日も多いですので、さくらさんも油断して風邪など引かないようにくれぐれも気をつけてくださいね~~
今夜もこの辺で♪
 

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 3月 1日(水)21時16分23秒
編集済
  足底に山ほどの泥つけたまま雀飛び立つ自由を知らず
空に住む雀降り立つ地を知らぬ吾は根をはり自由をもとむ
 

お題

 投稿者:さくら  投稿日:2017年 3月 1日(水)10時21分40秒
  縄文の土偶の腰のどっしりと原始の温み伝ひくるなり  

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 2月28日(火)21時07分10秒
編集済
  土塊の中から生まれし吾は今土と崩れることを恐らむ
 

お題

 投稿者:青芽  投稿日:2017年 2月28日(火)12時22分19秒
  級友の土方くんは転校す「どかたちゃん」の愛称残し 土方=ひじかた  

(無題)

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 2月27日(月)20時58分16秒
編集済
  いつまでも見ている夢を雪とする春に目覚めて吾は生まれる  

追加

 投稿者:  投稿日:2017年 2月27日(月)20時23分11秒
  水の無き土は砂塵と成り行きぬ我が身思へば其にひとしや

足下は積み重なれた土であり齢に等しくただ積もりゆく(字余り)

いつしかは我が身も土と等しけりあとは一筋風とまじりて


我が心乾いた土となりにけり何処へゆくのかも知らぬままに
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2017年 2月27日(月)20時11分37秒
  土なくば草木も人も枯れにけり泥にもすがる我が心地かな

土あらば種も苗をも植えねどもつゆと無くして哀しき都

 

黒路さまへ

 投稿者:雨女  投稿日:2017年 2月27日(月)01時01分31秒
  黒路さま、こんばんは。お題「玩具」で詠んだ二首について、アドバイスいただき、ありがとうございました。ちょうど母の入院と重なり、今日まで読み落としたままでいました。どちらの短歌も結句が変わるだけで、あれほど読み手に伝わる情景が具体化したことに感動し、とても勉強になりました。今後ともよろしくお願いいたします。  

★前回の投稿作品★

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 2月27日(月)00時03分9秒
  前回のお題『月』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。

★前回の投稿作品★
お題『月』(敬称略)

みなみ

生と死の境目を見た貧しさに食べ物買えぬ正月ありき

束の間の旅だったとは液晶の白い夜空のペーパームーン

絡みつくノルマを逃れダイブする黄昏時にサザンの「月」に

太陽は月に変りぬ全部嫌い爪の先まで愛したきみの

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祐一

見上げると真暗き空にただ一つ孤独な月が青く光れり

自販機でコーラを買いて帰り行く自転車こぐを月が見ている

公園のベンチに一人腰かけりゃ緑のそよ風もうすぐ五月

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バッカス

黄身色の月が墨夜にぶら下がる殻砕け散り星と散りばむ

月からの声に女は月を見る満ち引きの波いにしえの歌

幼き日母に引かれて畠下る覚えはひとつ月見草見たる

何気なくスノーワイパー振ってみる世界が揺れる三日月を見る

庭にすむ夜を見つけに二歩あるく手を握りしめ 月みる

人生の残滓を窓に飾るとき月は踊りてザラリと光る

指丸め輪をつくって月を見る死すればそこに行けるだろうか

ぼたぼたと雪限りなく落ちてくる月にもふるか凍る夜には

月歩くラクダは何処へ向かうのか蒼く輝く星を見るのか

月砕け破片は海に消え失せる誰にも見えぬ珊瑚のように

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おら

夢に見る月にゴンドラ吊り下げて微笑む目元スカートも揺れ

今願う凍れる月を切り裂いて艱難辛苦我に与えよ

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さくら

中天にぽっかり浮かぶ月見ればどうでもいいわ断舎離なんて

ためろうてやがて昇りぬ中空に果てなき想い十六夜の月

みずみずしい満月よりも十六夜のそれより愛し片割れの月

月の影かぐや姫やもあめつちの千年の夢尽きることなく

新宿のビルの谷間にせりあがる月赤々と煮凝りのごと

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雪雲の淡く広がるその先に澄みたる月の明かりや白し

夜の明けて見やる空には白き月西へと帰してゆくところなり

如月の朝や降りたる霜白し空にも白き月ぞありける

凍てつきて水に宿りし薄氷の月に染まりて美しきかな

月の縁指でなぞりて夢を見る少女のロマンは透明

朝起きて髪を結いつつ見る西の月を見送る風と日光

空の月 我が月と共に見上ぐれば月が綺麗の言葉も浮かぶ

一人寝の孤独さ紛らす月明かり誘って見るのは君の夢

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青芽

幼き日父に連れられ月島へ都電に乗りて釣りにゆきたり

房総の中央部なる月崎の国民宿舎に過ごす正月

童謡の「月の砂漠」を合唱す隣りの人の声素敵なり

時世にて月賦の言葉死語なるか替はるローンが何れの物も

仲麻呂の眺めし月がいまも照る如何に想ひて異国に逝ける

如月の夜の公園冷えの刺す静寂のなかに望月仰ぐ

童謡の「月の砂漠」を歌ひつつ面クレーターの友浮かび来ぬ

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沙羅

秘め事を月に語ればむら雲に隠れてのちは姿も見えず

海峡の暗き波間に放たれてゆらり流れてゆく月の帯

まだすこし湿りを帯びる黒髪を肩に垂らして「月光」を聞く

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ハリマオ

月島のもんじゃ焼き屋の夜は更け油のにおいコートに染みて

いまだから兎の餅つき信じたい人と争い帰る月夜は

ぼってりと赤い月出る春の宵小さな不安胸より消さん

LED寿命は敵わぬ月かげにされど健気にわが部屋照らす

われの弾く「月光」ソナタ終えしときまぼろしの拍手部屋中響く

あのバーもこの居酒屋も移り去り渋谷界隈中天の月

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雨女

ひとりきり喉元ひらき月を見る月も見ている吾の寂しさを

お月さんあんたはいつも笑ってらお日さんまでに忘れちゃいなと

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夕夏

げつれいのごとなのあるをしりおればつきなみというなみにちょうせん

ほしみるよつきあればつきなくおもいつきがなければおもいつきなし

よみちにてふあんとあんどつきあればかわせるものとあいにたがいに

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おこたん

冴え冴えと寒空に浮く三日月の深く静かに細い弧えがき

青空にぽっかり浮ぶ昼の月ほのかに白く留(とど)まりおりぬ

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★お題は『土』★

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 2月27日(月)00時01分38秒
  ★今回のお題は『土』、期限は三月十二日(日)です★

「土鈴」「土筆」など、土という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。

題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m

PS.今回もお題、二巡目です(^・^)
 

黒路さま

 投稿者:七草  投稿日:2017年 2月26日(日)23時45分21秒
  黒路さん、こんばんは。
待ちにし春の日射しにうれしさを感じてます。何しろ寒がりな私はオーバーな言い方ですが、暖かさもごちそうの一つのように思っている程です。
いつもながらご丁寧な評をいただき有難うございます。細やかなアドバイスとてもいい学習になりました。そして読み手に本当にわかりやすいですね。添削ありがとうございました。
 

無月

 投稿者:バッカス  投稿日:2017年 2月26日(日)19時24分35秒
編集済
  月砕け破片は海に消え失せる誰にも見えぬ珊瑚のように
 

お題

 投稿者:ハリマオ  投稿日:2017年 2月26日(日)16時46分24秒
  あのバーもこの居酒屋も移り去り渋谷界隈中天の月  

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