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★前回の投稿作品★

 投稿者:黒路よしひろ  投稿日:2017年 4月10日(月)00時01分26秒
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  前回のお題『天』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。

★前回の投稿作品★
お題『天』(敬称略)

バッカス

暮石屋に天竺と書かれた石ひとつ誰が買うのか思って五年

天が避け黒き歌鳥舞い降りし狂とこの世の刹那を歌う

時代とは回るものだと歌にきく輪廻転生われは無となる

人として生まれ変われる筈もなくならば私を無しとしてくれ

悪人も極楽浄土へいくといふそんな処へ吾もいくのか

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青芽

嬰児の早々に逝き悲しむを天命といふは無惨きはまる  嬰児=みどりご

天丼の下を注文す野菜など海老はひとつで飯ひろく見え

精巧に出来ゐる飾り天ぷらと目利きの親父騙せなかつた   天ぷら=メッキ

易者持つ天眼鏡の分厚さは牛乳壜の底想はする

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天(あま)という名前をつけし愛猫をお題の字を見て偲ぶ夜なり

天駆ける星屑見てた遠き日を想い見上げた今に星なし

久々に芋天かじって茶を啜り思い出すのは遠い故郷(クニ)

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さくら

紅薔薇を髪に挿したるカルメンの歌のみ聞こゆ天井桟敷

天鵞絨(びろーど)の赤いドレスで逝きし妹(こ)はカメラ目線の三歳のまま

天も地も溶け合うごとく花霞 上野の森に花の雨ふる

砂時計の天と地を逆さにすれば追われるような心地するなり

世の中に絶えて桜のなかりせば天を仰ぎて花を乞うらむ

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みなみ

(以下、五首連作)
ひさかたの都の春は花ひらく桜のようにパッとはじまる

静心なくサクサクと通り過ぐチラ見しただけ今年の桜

ひさかたの夜桜(よざくら)愛でる暇なんてなくてサクサク春はサクサク

天飛ぶや「あべのハルカス」日本一「ランドマーク」をかるーく抜いた

天飛ぶや軽い歌ならつくれるが「あべのハルカス」手がとどかない


(以下、四首連作)
真昼間に通りがかった桜坂 桜満開ドラマのように

桜坂、桜満開ビルの街、行き交うひとは皆こともなげ

いつもより空が大きく広がって満開に咲く桜のせいで

満開の桜の下にサラリーマン 弁当を食む景色に溶けて


(以下、二首連作)
濃い紅茶みたいな記憶、桜坂 つかの間花見をした春の午後

二度見などさせてくれない 天に咲く花の命を消し去る雨は

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祐一

世の中はほとんど運で通ってる天災などには黙ることしか

金金とうるさいなあと思っても天丼食べるためには金だ

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沙羅

人の世の濁りは知らず朴の花天の光を浴びて咲き初む

健さんの座りしベンチ今もありロケ地でありし天空の城に

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夕夏

天というじかくをとえば人に枷してあたまおさえてすがたなし

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binsi

天草の擬もどきはあくまで擬にて土地に馴染めぬわれに似通ふ

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おこたん

前向きな言の葉の持つ言霊を信じて天を仰ぎささやく

雲間よりこぼれるが如(ごと)燦燦と天使の梯子地上に降りる

すくすくと田の畔に立つ花あおい天に向かってどこまで伸びる

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