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戦巫女

 投稿者:アルル  投稿日:2007年 1月17日(水)17時06分15秒
   時は戦国。地はこの国のどこか。緑色の草原を、赤と白の色が鮮やかな装いの女が走っていた。
 女は、追われていた。
 女は独り、追う方の夜盗は多数。戦国の世を考えれば、この後の事など、想像に易い。
 赤と白の装束、誰が見ても、女は巫女であった。白い肌が巫女装束の間からちらちらとしている
のが判る。追う夜盗共と女の距離はその程度であった。もう、駄目か。

 しかし見る者次第では、判ったはずだ。
 草を蹴りながら走る女の姿勢は低く、滑走していた。
 その背中に背負われた弓は、女の背丈以上もある事に気づいたはずだ。

 さすがの夜盗共も、背中の長い弓は気づいたはずだ。
 しかしそれは儀式用であろう、と思った。あまりにも長い弓だったからだ。
 相手は独り、しかも巫女だと、甘く見たのだろう。しかも久しぶりの女である。銭は持たずにも、
女はそれだけで価値がある。戦国の世である。

 ずざっ。逃げていた女が突然、草履で草地に杭を打つように停まった。
 べん。女はいつの間にか、琵琶を抱いていた。その弦が響くのに合わせ、風が女の辺りで舞う。
 女の口が、小さく開く。

 「風の唄・弐」

 ごぅ。風が音を鳴らして、辺りの草共々、迫っていた夜盗共を吹き飛ばす。
 女は流れる様に別の方向を向き、背中の強弓と矢を持ち、弓を引いた。

 「乱れ打ち・参」

 女が向いた方にも、夜盗共が居た。女に迫っていた。しかし女が次々に射る矢に体を打たれ、足
を地面に縫われ。
 夜盗共は独りの女に、討たれていった。
 しかし夜盗共はこの機になっても、相手は独りだと、数で迫った。
 また現れた野党を見て、無用の殺生は欲しませんのに、とため息と共に、一本の矢を弓の弦にあ
てる。ぎりぎりと弓を引くと、矢が光を放つ。しかし、女は、天を向いた。そしてそのまま、矢を
放った。

 「光雨」

 その名のまま、夜盗共に光の雨が降った。しかしその雨は、光り輝く、矢の雨だった。
 心の臓を射られ、絶命の声。深々と刺さった矢を恨む声。しかし光る矢は、何故か抜けなかった。
 女の周りでは誰一人、夜盗共は立ち上がる事ができなかった。いや、独り。

 「貴様っ、戦巫女かっ?!」

 夜盗共の屍を踏みつけ、筋肉隆々とした男が、女に叫ぶ。その男は他の夜盗共とは違い、立て物
が付けられた兜をかぶっていた。しかし体は所々を防(ぼう)しているだけで、しかし、その体に
は数多くの傷が刻まれていた。一目見て、歴戦の、猛者(もさ)だった。

 「ええ。武田家が戦巫女、神典巫女の伊東乃絵美と申します」

 女は正直にも、身体を折って、男に礼をした。
 男は応える。

 「我は美濃の猪っ。名など必要ないっ。行(ゆ)くぞっ」

 通り名どおり猪がごとく猛進で、女に迫る男。
 その勢いだけで、十分。
 弓は接してしまえば射れず。一撃の矢で葬らなければ、私(わたくし)が葬られるだけでしょう。
 勝負は一瞬。
 そう判断した女もまた、歴戦の猛者であった。

 女は弓を構える。男の方に真っ直ぐ。
 息を深く、吸う。止める。吐く。
 八百万の神等共に 聞食しめせと 恐み恐み申す。女が朗々とそう唱えると、矢が光を放つ。
 先ほどの光とは比にならない、光の爆発であった。

 「神の光矢・・・っ!」

 ぎゅぅぅんっ。
 空気を裂き、地の草をなぎ倒し、女が放った矢が、轟々と行く。
 男目掛け。

 どすっ。
 女の矢は、男を射った。射って驚く事に、男の身体を貫通した。
 また一つ、魂が天に還っていった。


 世は、戦国の世であった。


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 『できるだけ、短めで、楽しい文を』が目標でした。
 私では久しぶりの、SSとなります。信長の野望オンラインのSSであります。
 しかも自キャラ、伊東乃絵美が主人公です。ああ、恥ずかしい(爆:談笑)

 じゃ、また・・・
 
 

こっそりと。

 投稿者:何となく、  投稿日:2007年 1月13日(土)00時53分52秒
   ――むかしむかしあるところに、従三位を得る貴族がいた。

 この貴族が粋人で、巧みに詩を詠む。貴人だというのに常から気さくで、話もうまい。
 知り合いの歌人や、同じく粋人の官吏など集め、屋敷のはなれで歌詠みなど行う。他者の詠んだ詩を木簡に書きとめて、己のものとあわせ、それをずらりと壁に並べたりもする。
 終いには、忙しくても歌だけ木簡に書きとめ、童に言いつけて届けさせる者まで出てくる。
 それをまた壁に立てかけて、眺めては酒を呑み、大いに語らう。また新しい歌を読み上げる。それをまとめては、また愉しんでいる。
 さすがに一見の者が交われる雰囲気ではないのだが、作法などにはまったく頓着しないため、はなれに集まる者にはおよそ区別というものがない。殿上人から中元、果ては使いの牛引きまでもが、上手下手に関わらず、皆愉しげに詩を詠むのである。
 さすがにしめしがつかぬと眉をひそめる者もおり、宮中ではしばしば「愚の三位殿」などとからかわれるのだが、本人は飄々と、そしらぬ顔でいる。

 さてそんな貴族の集まりに、いつしか鬼が現れるようになった。
 雲突くような巨躯に、真っ黒な狩衣を着込んだ鬼である。角は二本、なんとも恐ろしげな顔で笑う。
 ところがこの貴族、その鬼をまったく畏れない。どころかその歌詠みに来る者は誰ひとりとして、騒ぎ立てたり戦くような者がいない。
 それは鬼が、実に巧みに詩を詠んだからである。
 詩さえ詠めるのならば、その貴族たちの集まりではもののふだろうと下男だろうと関係がない。つまり鬼であろうと仏であろうと同じことだったのだ。
 人々が噂をしても、集まりの者は誰も気にしない。みな鬼の詠む詩に大いに盛り上がり、見事と囃し立てる。
 鬼もそれに喜び、次々と詩を詠む。貴族や郎党と連句を作ったりもする。

 しばらくは何事もなく、愉快な日々が続いていた。
 だがしばらくすると、やや困ったことが起き始めた。

 鬼の歌詠みが、止まらないのである。

 もともと人であらざるものだからか、鬼の詩才には限りがなかった。集まりの誰かがひとつ詩を読む間に、五つ六つと詠むことさえもあった。
 詩を書きとめた木簡で、はなれの壁がすべて埋まるまでに、それほど時間はかからなかった。
 そこまでは皆喜んでいたのだが、鬼の歌詠みはまったく衰えることを知らず、むしろ一層数を増していく。
 すぐに木簡を並べる隙間が無くなってしまい、仕方なく古い木簡を取り外して新しい詩を書き込むのだが、なにせ鬼の歌詠みはおそろしく早く、みるみる壁の詩は鬼のものだけになっていった。
 その間にも、鬼はどんどん詩を詠む。やがて誰かが詠んでいる間にも、知らぬ顔で詠み続けるようになる。
 誰かがまってくれと頼めば、鬼は詠むのを止めるのだが、その我慢もひとつふたつ歌を聴く間しか保たない。
 すぐにまたわれ鐘のような音声で詠い始める。誰かが詠んだ上の句を耳ざとく聞きつけ、勝手に下の句を作る。あるいはまったく無視して、かき消えよとばかりに大声で詠う。

 いつしかその集まりは、鬼の詠む詩をみなで聞くだけのものになってしまった。
 貴族は変わらず来る者拒まずを通していたが、さすがに他の者たちが辟易し始めた。どれほど見事な、あはれおかしみ漂う歌であろうとも、百も千もと聴かされればそれは苦痛でしかないのだった。
 きつく申し立てれば、あるいは慎んでくれるかもしれない。
 しかし相手は、いかに雅を解するとはいえ、結局のところ鬼なのだ。
 突如怒り狂って、申し立てた者を喰らってしまうかもしれない。はなれを打ち壊さんと暴れ出すかもしれない。どころか歌詠みに参じていた全員が呪われてしまうかもしれない。
 はなれを訪れようとした者も、貴族の門の前まで来ると、耳をそばだてずとも鬼の歌詠みが聞こえてくる――ひとつため息を付き、来た道を戻る。

 弱り果てたひとりの郎党が、どうしたらよいのかと陰陽師に尋ねた。
 陰陽師は困ったように首を振ったあと、ただこう言った。

 森羅万象というものは、あるがままに成さねばならない。
 鬼は鬼の世――人は人の世であるべきなのだ、と。
 

ああ、ここに手をつけるのは久しぶりだなあ

 投稿者:翠の放浪者  投稿日:2004年10月17日(日)18時23分0秒
  ……みなさんゴメンナサイ。

>健やかさま。

どうやら無事復活されたようで何よりです。
今回の風邪はとびきり性質悪そうですね。注意しないとまずいな。
実は「デュエルセイバー」がちょー気になっていたので、健やかさんの雑記読んでから欲しい衝動が高まりまくりました。中古安くなってないかしら(多分無理)。


>アルルさま。

なんかほわっとする暖かい話でした。ありがとうございます。
こんな暖かい話を書いていただいたのに一ヶ月以上放置ってしまい、大変申し訳ございません。

あー色々と慌しい…こうどかーとわいわい楽しみたいなーと思う作今。
集まって楽しむ機会は結構あるのですが、和みのある盛り上がりは最近していないもので、
まったりとわいわいやりたいなー。

 

私とあなた。

 投稿者:アルル  投稿日:2004年 9月 1日(水)21時59分1秒
 
 私とあなた。
 電車でいっしょにお出かけする時、あなたは私の隣じゃなく。
 対面の席に、座る。

 どうして? 私は聞く。
 キミを、見ていたいから。あなたは答える。

 私はときめいてしまうけど。
 ふと、自分を見てしまう。

 でも私、ちびだし、スタイルもよくないよ?
 あなたは答える。
 キミだから、見ていたいんだよ。

 私は恥ずかしくなって、天井を向いてしまう。
 ふと、ぶら下がっている吊り輪が、同じように揺れているのに気づいた。

 こんな風に、と私は思う。
 あなたと同じように・・・

 そこで私は、ようやく笑顔になれて、あなたにこう言えた。
 ありがとう、と。


 おしまい。

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 いや、今あるTV番組で、上のようなことを80歳過ぎたお婆さんが言っていたので。
 ああ、純っていいなぁと。
 出来るだけ優しく打ってみました。あえて一発撃ち込み、修正していません。

 じゃ、また・・・
 

遅ぅくなってしまいました…。

 投稿者:すこ  投稿日:2004年 8月21日(土)20時32分25秒
  もりたさん。
残暑見舞いメール、ありがとうございました。
ろくなネタメールも考えられないわたくしを笑ってやって下さい…よよよ…。

マリオネットはまだゲトーしてないです。
近いうちにはたぶん手を出すとはおもっているのですが。
なにぶん私自身が相当気まぐれ(笑)なので、買うときには買ってると思います。
カルテットは音楽が良いですよ、マジに。


んではまたー。
 

レスレス。

 投稿者:もりた とおる  投稿日:2004年 7月25日(日)21時43分5秒
  したらばもゲットしたので一つ統合させようかしらと思いつつも、こちらは健在なのですよ。

ではレスります。


・アルルさま

放置って申し訳ございません。
未だ信長ってますか?私はPS2初期型なのでBBにしにくい環境な上、PC版も入れられそうにないので興味はあるのですが手は出し難い状態です。
「マッハ!!」評判いいみたいですね。私も近日絶対に行こうと思っております。


・春原孝之さま=鳴海陽平さま。

アドバイスありがとうございます。孝之さんにもお手上げでは完全復活はどうにもなりませんな。
とりあえず後で試して見ます。またちと忙しくなっているもんで。
そういえばもうすぐ夏コミです。冬の借りを返す日がやってまいりましたですよ。
というわけで早いところコピー誌の用意をしておいてくださいね?「クラ」の本化ですか?
14日までにあげれば大丈夫です。今度は閉じるの手伝いますからね(笑)。
ああそうそう、前の週の7日にシュークリーム食いにサンシャイン行きませんか?
そんなつい最近。
いや、どっちも本気なんですけどね(笑)。

さて、今日はこれから感想会第一期最終回だ。
………しんどいですのー。
 

ファーストエイド

 投稿者:春原じゃない人  投稿日:2004年 7月21日(水)00時18分58秒
   どうも表掲示板本体というよりは、それにアイコンを登録するスクリプトに
関係があるみたい。
 多分サーバーの方で、なんかあったんじゃないかと思う。
 うちの方でも、アイコン登録用スクリプトが上手く動いてくれないから。

 取り急ぎ、“yybbs.cgi”をエディターで開いてもらって、93か94行目にある
以下の一行を消して。

>require './yyicon.pl';

 次に、102か103行にある以下の数字を修正して。

># アイコンモード (0=no 1=yes)
>$icon_mode = 1;

 1を0に変更。

 これで、FTPソフトを使ってアップロードしてやれば、掲示板自体は復旧するはず。
(アイコンは使えないが…)

 ああ、パーミッションを変更するのを忘れないようにね。
 

それがですねー。

 投稿者:もりた とおる  投稿日:2004年 7月19日(月)18時03分36秒
  アイコンとかはしっかりとmintblueのサイトに残っているのですよー。
以前作っていただいたものからパス関連は一切変えていないので、覚えているのであれば確認出来ると思いますが、おかしなところは見当たらんのですわ…どうなってんだかなあ…

CGIの本も買いましたが、まだ掲示板書けるまで勉強進んでおりませぬ。
折角自分の住所にあるものですから、絶対復活させたいんですけどねー。

 

表の掲示板は…表の掲示板は…

 投稿者:名無しのパン屋さん  投稿日:2004年 7月19日(月)14時39分37秒
   奇麗なまでに、消し飛んでしまったんですねーっ!(笑)

 しかしなんだろ?
 サーバーメンテが入ってるのかな?
 それとも、アイコンの入れすぎて吹き飛んだとか?

 えーと、取り敢えず自分で出来るチェック方法。

・FTP ソフトで、サーバー内の[cgi-bin]フォルダ内にある、“yybbs.cgi”
 と“yyicon.cgi”など、“cgi”拡張子が付いている掲示板用スクリプトが存
 在しているかどうか確認。
(ファイルの数や種類は、以前送った物と照らし合わせてください)

・掲示板用スクリプトが消えていたら、再アップロードしてやる。
(パーミッション注意)
※もし消えたファイルが“yybbs.log”や“yyicon.dat”だったら、今までのカ
 キコやアイコンは…全てあきらめて(汗)。

・掲示板スクリプト(拡張子がcgiのヤツね)が残っていても、壊れている可能
 性があるので、それを再アップロードしてやる。
(パーミッション注意)

・それでも駄目なら、素直にあきらめる。

・そして、新しい掲示板を仕入れてくる。
(2ch風のは如何ですか? タイトルはMIDORI†CHANNELなんかで/笑)
 

あははー

 投稿者:もりた とおる  投稿日:2004年 7月19日(月)06時08分20秒
  表の掲示板がぶっ飛んでしまいましたよ(汗)。
原因不明です。しかも再生もままなりません。
復旧まで時間かかりそうです。

そしてアルルさん、ちゃんとしたレスはちゃんと返させていただきますので、すみませんがもう少しお待ちください。

やれやれだ…
 

レンタル掲示板
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